>> この記事の先頭に戻る

普通しゃぶしゃぶというと、コンロの上のお鍋の中でお肉を”しゃぶしゃぶ”するわけだが、ココは鉄板焼きレストラン。カウンターの目の前にて、シェフが銀色のプレート内でまずはスペシャルブイヨンの出汁をグツグツと煮詰める。そこに、贅沢にもシャンパンをIN！　プレートの中でシュワシュワッ……とシャンパンのキメ細やかな泡が立ち上ったところに、極薄にカットされた「けやき坂ビーフ」をさっとひとくぐり、ふたくぐり……。完全に火を通さず八分目くらいでアップ！　これを西京味噌のゴマダレとポン酢の2種類のタレにさっとつけて、パクリ！　じわ〜〜〜〜っと広がる甘みと旨み。確かに、肉の脂のしつこさというのは、アルコールで飛ばされてほとんど感じられず、まろやな甘さが加わって口福のひととき。これと西京味噌の少し甘しょっぱいタレがまた絶妙マリアージュなのだ♪

お肉は大判2切れくらいだが、これが女子的には、ちょうど良い分量。「あともう2〜3枚いけそう！」と思ってしまうが、〆にはシャンパンスープと相性抜群の「トリュフチーズリゾット」が待っている。トリュフもかなり惹かれたのだけれど、今回は、料理長的が最近考案したばかりという〆メシの自信作「さくら海老ご飯」をセレクトした。 カリカリのおこげと上に載った明太子と小さな目玉焼きを混ぜていただく……これが日本人的には、また最高!!!

この「シャンパーニュしゃぶしゃぶ」はランチだけでなくディナー時もメニュー展開されるが、個人的なオススメはランチ利用だと思う。というのも、平日の仕事相手とのランチ会食などは、午後に仕事を控えているからアルコール抜きのケースが多い。そんなとき、たとえ飲み物がウーロン茶だったとしても、アツアツ鉄板のお皿の中でシュワシュワと弾けたシャンパーニュの泡を見るだけでテンションが上がることは間違いナシ。そしてそれらに包まれたまろやかなけやき坂ビーフしゃぶしゃぶが、短時間にして大満足な口福をもたらしてくれ、午後の仕事にもエネルギーが湧いてくるというわけだ。脂が適度に抜けているから、午後に胃もたれも残らない。ちなみに、さらに＋5000円すれば、高級シャンパーニュの「ドン ぺリニヨン」でしゃぶしゃぶも出来るらしいので、ここぞ！なキメの会食には、とっておきの切り札になるかも……!?　

ときはまもなくホワイトデー。 奥様や彼女・女性上司・部下へのお返しランチの選択肢としても、ポイントアップな一案となること間違いナシだ。