『MEN’S EX特別編集 最高の靴選び』では、人気ブランドの「最高の3足」をピックアップ。履く時にテンションがあがる2026年“今”の最高の靴選びを真剣に考えてみたい。
Paraboot(パラブーツ)
正統派の革靴にして、登山靴のように屈強。重厚なのに愛嬌も備え、クラシックなのにすこぶる洒脱。1908年創業、現在もフレンチアルプスの麓町に拠点を構えるパラブーツの立ち位置は、革靴メーカーの中でも異彩を放つ。ここでは人気の3モデルから無二たる個性を紐解いてみたい。
ミカエル
【木型】 110
【製法】 ノルウィージャン
【ソール】 マルシェⅡ(ラバー)
ボリューム感と洒脱が同居する
創業者の孫にして現会長のミッシェル氏が生まれた1945年、その誕生を祝して命名された「ミカエル」。アルプス地方の伝統的なチロリアンシューズをルーツとし、丸みを帯びたボリューミィなアッパーデザインに、地厚なマルシェ2ソールを装着。油分をふんだんに含んだリスワクシーレザーを採用しているから雨や汚れにめっぽう強いうえ、ノルウィージャンウェルト製法で比類なき耐侯性を誇る。波状のウェルトに運針された極太のステッチが存在感たっぷりだ。足入れ感はいたってコンフォタブルであり、クッション性に優れ歩きやすい。11万円
シャンボード
【木型】 283
【製法】 ノルウィージャン
【ソール】 パラテックス
個性と万能性が両立している奇跡
1987年に誕生した定番のUチップは、とりわけ日本で支持を集めている一足だ。フレンチブランドらしいそこはかとない品が、根強い人気の秘訣。そこにラストが生むぽってり感、ノルウィージャンウェルト製法による張り出したコバが合わさり、手仕事の味わいが深い拝みモカも相乗効果で、お洒落に不可欠な抜け感が演出されている。自社製のパラテックスソールは高い反発性と耐摩耗性を備え、ある意味最強の紳士靴だろう。11万円
アヴィニョン
【木型】 194
【製法】 ノルウィージャン
【ソール】 グリフⅡ
本国における不動のベストセラー
本国フランスではベストセラーとなっている「アヴィニョン」は、上の「シャンボード」と似て非なる個性が持ち味。ややロングノーズのスマートなデザインが特徴で、トウのセンターシームや乗せモカでフランス人好みの品のよさを演出。しかしながら切り替えの入った履き口も特徴で、他ブランドのUチップと比べると存在感の強さは揺らがない。上記のような点から、オンオフ問わず幅広いスタイリングに馴染むのもストロングだ。11万円
【BRAND HISTORY】Paraboot(パラブーツ)
靴用皮革の裁断師だったレミー・リシャール氏が、山間部の街イゾーにて創業。さまざまな特徴で独自の立ち位置を築いており、一例がラバーソールを自社製造している唯一のシューメーカーであること。1920年代にアメリカで出会ったラバーブーツの機能性に着想を得て、原料を輸入してラバーソールを作りはじめたのがきっかけだ。長い歴史の中で登山靴を始めとして現場向けの製品を多数手掛け、そのアーカイブがフレンチシックと融合し今のスタイルがある。
【創業年】1908年
【創業者】レミー・アレクシス・リシャール
【創業地】フランス/イゾー
問い合わせ先
パラブーツ青山店
TEL:03-5766-6688
https://paraboot.shop
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