価格でも、速さでもない
エグゼクティブがラグジュアリーカーを選ぶ20の理由
高価であること。速いこと。豪華であること。もちろん、それもラグジュアリーカーを形づくる要素だ。
けれど、一台を選ぶ理由はそれだけではない。受け継がれてきた歴史、遠くまで走りたくなる心地よさ、自分だけのために仕立てる愉しみ、名車に宿る希少性や来歴。そして、そのクルマだからこそ出会える特別な体験や文化まで。何を買うかではなく、何を理由に選ぶのか。
エグゼクティブのための、いまのラグジュアリーカー選びを20の視点から考える。
【II】CHOICE 自分の価値観で選ぶ
(11)後席こそ高級車の本領
高級SUVが存在感を増しても、ショーファードリブンにおけるサルーンの価値は揺らがない。低い重心がもたらす落ち着いた乗り味に加え、後席で自然に寛げる姿勢や、乗り降りまで美しく見せるフォーマルさがあるからだ。移動中に仕事をする、休息する、誰かを迎える。後席で過ごす時間まで上質に整えてこそ、高級サルーンを選ぶ意味がある。
人間を中心に考えるクルマづくりは、メルセデス・ベンツが長く大切にしてきた思想のひとつ。Sクラスの後席にもそれは色濃く表れている。多彩な調整機能やマッサージ機能を備えたシートは、単なる豪華装備ではなく、移動中の疲労をいかに減らすかという発想から生まれたもの。長距離を移動するほど、その価値が実感できる。価格1598万円〜(メルセデスコール)
31.3インチのシアタースクリーンを天井から展開できる7シリーズの後席は、移動空間をエンターテインメントの場へと変える。伝統的な豪華さを前面に出すのではなく、デジタル技術によって新しいラグジュアリーを提案しているのがBMWらしいところだ。仕事にも休息にも使える後席は、次世代のエグゼクティブに似合う。価格1666万円〜(BMWカスタマー・インタラクション・センター)
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





