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コラム:鈴木さんの作業風景を拝見!(写真3枚)



スピーゴラのポリシーとは?

鈴木さんは、自身の作風について次のように語る。

その革のキャラクターを活かし、それに合う木型を考える。極端なものを作ると、印象が強くなります。そうではなく、クラシックの範疇で色気を付けるのが好みです」。

彼によれば、モノ作りの上手い下手はあれど、時間を掛ければ誰もが一定の水準に到達できるそうだ。しかし大切なのは靴ひもを結ぶ、丁寧に磨く、きれいに箱に入れるといった基本中の基本。お客様が受け取った時にどう感じるかを理解することが重要なのだという。 「高価なものをお渡しするのですから、自分が何を作っているのかを理解していなくてはいけません。意識を高く持つ必要があります」。

職人技の追求だけに邁進するだけではなく、誰のために作っているのか? 相手が受け取ってどんな気持ちになるのか? まで配慮すべきである。これが、鈴木さんのポリシーであり、スピーゴラが長い間、多くの人々に愛されている理由なのだろう。

木型を削る様子。小さなガラス片を使っての繊細な作業だ。

木型を削る様子。小さなガラス片を使っての繊細な作業だ。

ハンマーでヒールの形を整えていく。木型は水を付けて革を乗せて叩き厚みの調整をして行く。

ハンマーでヒールの形を整えていく。木型は水を付けて革を乗せて叩き厚みの調整をして行く。

靴の中にある釘などをヤスリで削る作業。

靴の中にある釘などをヤスリで削る作業。

ともにフレンチカーフを使用。左はフルブローグ、右がセミブローグ。ディテールをとくと御覧あれ。

ともにフレンチカーフを使用。左はフルブローグ、右がセミブローグ。ディテールをとくと御覧あれ。

カーフのダブルモンクストラップシューズ。

カーフのダブルモンクストラップシューズ。

ともにローファーだが、素材の妙を見て欲しい。左はシュリンクカーフ、右がリザード。

ともにローファーだが、素材の妙を見て欲しい。左はシュリンクカーフ、右がリザード。

左はシャインクロコのスリッポン、右はカーフ素材のアデレードタイプのフルブローグ。

左はシャインクロコのスリッポン、右はカーフ素材のアデレードタイプのフルブローグ。

左はマットクロコを使ったアンティークフィニッシュのローファー。右はホースフロントのチャッカブーツ。

左はマットクロコを使ったアンティークフィニッシュのローファー。右はホースフロントのチャッカブーツ。

鮮やかなパープルが印象的なスエードのセミブローグ。

鮮やかなパープルが印象的なスエードのセミブローグ。

ビスポークの木型のベースとなっているのがこちら。

ビスポークの木型のベースとなっているのがこちら。

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