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ミッソーニ・ファミリーは、「家」に対する「色」のこだわりも凄かった!

プーリアにあるミッソーニの宿

平澤:服だけじゃなく、クッションやソファ、食器など、ミッソーニのインテリアコレクション「MISSONI HOME」も素敵ですよね。このインスタの写真の、ホテルにもミッソーニのインテリアが使われているのでしょうか? 

ジャコモ:これは、私の母が内装を手掛けた、プーリアのホテルの写真です。その前にお話ししたいのは、私たちミッソーニ・ファミリーは、メンバーみんながとても自由であるということ。たとえば私の祖母はとてもお洒落な人なんですが、ミッソーニの美しい洋服に、高級ジュエリーではなく、蚤の市で買ってきたプラスチックのイヤリングを合わせたりします。そんな風に、みんな独自のスタイルをプラスして、オンリーワンのミッソーニらしさを表現するんです。その発想は「家」に対してもそうで、「その人らしさ、その土地らしさ」の中に、ミッソーニ・ホームのアイテムを加えることで、オリジナリティある空間ができるのだと思います。私たちは、パリやミラノ、スイスにも家がありますが、みんな個性があって、違う雰囲気になっています。ミッソーニらしさはどこも全開ですが、パリにはパリらしい空気があって、海の家は貝殻の装飾なども多用して海らしさがあってまたスイスの家には山っぽい雰囲気があるんです。

平澤:それは面白いですね。いろいろな家を見てみたいです。こちらのプーリアのホテルも、プーリアらしさが表現されているのですか?

ジャコモ:そうそう、プーリアの話に戻ります。プーリアは、イタリアの美しさが詰まった、イタリアでも行くべき土地のひとつだと思います。トゥルッリという白い三角屋根の家で有名ですよね。皆さん人柄も温かくて、どこから来たのかとか、自分が誰かとか、そういったこと関係ナシに来る人を出迎えてくれます。トゥルッリの白い石壁の中にミッソーニのソファやクッション、ハンモックなどが置かれて、とても美しい「プーリアらしいミッソーニの家」になっています。去年完成したんですが、全部で4室しかないプライベートな宿で、とても静かでリラックスできるんですよ。

平澤:白とミッソーニカラーの融合が、本当に美しいですね! このプーリアの宿、いつか私も行ってみたいです!

撮影/久保田彩子 文/平澤香苗(MEN’S EX ONLINE編集部)

身長もスラリと高く、俳優のような雰囲気のジャコモさん!

身長もスラリと高く、俳優のような雰囲気のジャコモさん!

ミッソーニの色使いについて、一生懸命説明してくれた。

ミッソーニの色使いについて、一生懸命説明してくれた。

遠目からもミッソーニと分かる、唯一無二の色使い。まさに「着られるアート」だ。

遠目からもミッソーニと分かる、唯一無二の色使い。まさに「着られるアート」だ。

カラフルな中にもネイビーの糸が混ざり、どこか落ち着きも感じさせる。

カラフルな中にもネイビーの糸が混ざり、どこか落ち着きも感じさせる。

極上の糸を使っているので手触りも滑らか。

極上の糸を使っているので手触りも滑らか。

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