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走行モードの切り替えスイッチ
シフトレバー横には走行モードの切り替えスイッチが備わる。SUVらしいオフロードモード以外に、スポーツと過激なコルサを用意しているあたりが、スポーツブランドらしい。

どちらを選ぶべきか?

とにかく、加速フィールが超過激だ。アクセル全開とともに車体が密となったかと思うと、一塊となって前方へと解き放たれる。ドライバーの身体だけが少し置いてけぼりをくらったかのようになり、すぐさまシートに張り付かされた。スリリングだ。

もっとも逆に街中を軽く流しているようなときには、フラットで硬質なライドフィールが少しスパルタン過ぎると敬遠する向きもあることだろう。なるほどGT性能に秀でたマセラティラインナップにあって、むしろトロフェオの走りが異端であるのかも知れない。

さりとてフェラーリ製V8を積んだSUVパフォーマンスは捨て難い、なんて人のためにもうひとつのレヴァンテV8、GTSが用意されているのだ。

レヴァンテのシート
スポーツ性能に注目が集まるレヴァンテだが、車内スペースの快適性も特徴のひとつ。シートの素材やデザインからもイタリア製だと感じさせる匂いが漂っている。

基本的なパフォーマンスでは、GTSもトロフェオとさほど変わらない。十分に速いし、音だって迫力もの、車体サイズを感じさせないハンドリングの質もなかなか高いレベルにある。立派にスポーツできる。その場で乗り比べて初めてトロフェオとの違いに気づくといったレベルだから、見映えの差をまるで気にしないというのであれば、GTSでも性能的には十二分だ。

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星のや
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