若返りを図った15代目クラウンは、次世代カーのあり方を探るトヨタの重大な試金石だ!

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新型クラウン

進化し続ける国内向け高級セダン

日本において車名を変えることなく、これほど長く作り続けられているクルマは他に類をみない。1955年に誕生した日本を代表する高級車、クラウンが15代目にモデルチェンジした。

ちなみに日本車で長寿なクルマの例を挙げるなら、同時にモデルチェンジしたカローラが1966年生まれで12代目、日産スカイラインは1957年生まれで13代目、といったところだ。しかし、この両者の主戦場はいまや欧米である。

クラウンは一部中国市場向けのモデルがあるものの、今どきレアな国内専用車。”国産メーカーによる日本人のための高級車”という位置づけだ。日本人口の高齢化に伴っていまやユーザーの平均年齢は70歳にも迫っており、新型のミッションは若返りを図ることにある。

新型ではまず従来の「ロイヤル」、「アスリート」、「マジェスタ」と3つあった車名を、わかりやすくクラウンに1本化した。そして先代で最量販モデルとなっていたスポーティ仕様の「アスリート」に代わる「RS」というグレードを設定した。

「TNGA」に基づいたクルマ作り
特徴は「TNGA」に基づいたクルマ作り。FRプラットフォームを採用したうえで、ボディにレーザースクリューウェルディング(LSW)といった新しい溶接技術を採用することで軽量かつ高剛性を実現。新しいトヨタの走りを作り出している。

基本骨格は「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に基づき一新された、レクサスなどが採用するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車用プラットフォームを、クラウンのために改良したものだ。

全幅は1800mmといまどきのCセグメントハッチバックと同じで(ちなみにVWゴルフも新型カローラも1800mm)、このクラスのセダンとしてはかなり細身だし、またデザイン的な制約も多くなる。しかし、クラウンは国内専用車として日本での使い勝手、駐車のしやすさや小回り性能を重視し、あえて自主規制している。

新型クラウンの6ライトウインドウ
ボディ片側に3つの窓を持つ6ライトウインドウというデザインが特徴のひとつ。これによりクーペテイストを取り込んだスタイリッシュな造形になっている。

エクステリアは、開口部の大きなフロントグリルなど先代のデザインを踏襲する。全幅の制約から幅広いフェンダーなど抑揚あるデザイン要素は取り入れられないが、新型はクラウンとしては初めて6ライトウインドウを採用した。

これは片側を前席、後席、クォーター部の3枚のガラスで構成、全部で窓ガラスが6枚あることからそう呼ばれるものだ。窓の上端を、後方に向かってなだらかに傾斜させることでクーペのような若々しいデザインとなり、また窓面積が増えたことで開放感のある室内になる。

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2021

Jul. VOL.323

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