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「ビジネスパーソンの服装術には、社会性が必要です。ワンランク上のスーツ、シャツ、靴や小物などは、自身がさらなる高みを目指すという心意気のあらわれでもあります」（ファッションディレクター・大住憲生さん談）

ビジネスで初対面の相手と会うとき、商談するとき、重要なプレゼンをするとき、あるいは会食をするとき——。対相手やTPOを意識した装いをすることは、ビジネスマンにとって、重要な「仕事のスキル」のひとつだ。

どんなスーツ、どんなシャツやネクタイを着ているか？
どんな鞄を持ち、どんな靴を履いているか？
どんな名刺入れや、財布を使っているか？

人の印象は、その8割がファーストインプレッションで決まるとも言われる。その一瞬で、「ワンランクUP」な装いをしていたら、きっとビジネスシーンにおける貴方の魅力は高まるはずだ。

そんなアイテムが、紳士服の聖地・阪急メンズ東京にはたくさん揃っている。約500のメンズブランドの秋冬新作から、MEN’S EX が着目する、身に着けることで「ワンランクUP」できるビジネスアイテムを厳選してご紹介。

MEN’S EXが考える「いま欲しい」格上げビジネスアイテムとは——？

ビジネスマンにとってのバイブルともいうべき雑誌「MEN’S EX」編集長・金森と「MEN’S EX ONLINE」編集長・平澤が阪急メンズ東京を探検。ビジネススタイルをワンランク格上げしてくれる秀逸アイテムをピックアップしてご紹介。

金森　ワンランク上の大人が目指すべきビジネススタイルで大切なのは、やり過ぎないこと。トレンドをふまえたうえで、自分に似合うアイテムを選ぶ感覚が必要なのではないでしょうか。

平澤　そうですね、がんばり過ぎない、ということはとっても大切だと思います。

金森　スーツにしても、英国調の大柄チェックではなく、細かい柄を選んで、セミブローグの靴で時代の気分を取り入れるくらいがちょうどいい。

平澤　今季的な色柄としてチェックもいいですし、ブラウンも気分ですよね。それに３年前のスーツでも、Vゾーンの合わせ次第では、今年っぽく見せることもできますからね。

金森　そう。私自身もネクタイだけは毎シーズン３?４本は新作を取り入れているし、それに合わせてシャツは2?3枚ほど新調するようにしています。

平澤　ネクタイでいえば、注目したいのがヴィンテージ調の柄もの。色のトーンでいえば、ダークカラーが秋冬らしい落ちつきがあって上品ですよね。

金森　ネクタイの選びにしてもそうだけど、やっぱりトレンドは控えめに取り入れて、香らせるくらいが上品だと思う。そのほうが後々、使い回しも効くし、長く愛用できますからね。

平澤　基本的にベーシックなデザインであれば、手持ちの服に合わせるだけでアップデートできるので、そういった選びが堅実なのではないでしょうか。