国産唯一のピックアップトラック「トヨタのハイラックス」が若者に支持される理由

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遊び心満載だけど、中身は「ホンキ」な実用ピックアップトラック

遊び心満載だけど、中身は「ホンキ」な実用ピックアップトラック

海外では人気のあるピックアップトラックだが、90年代のRVブームまでは日本のメーカーも国内で販売を行い、トランスポーターとして、ファッションとして乗っている若者が多かった。しかし、ユーティリティ性能を優先したSUVへと人気が移り、いつしか姿を消していた。

一世を風靡したハイラックスサーフのベースとなったピックアップトラック、ハイラックスもそんな1台だった。国内では、2004年に6世代目の販売を終了し、その次のモデルは新興国をターゲットとしたモデルへと進化したが、国内へは未導入。そして、2017年9月、その8世代目モデルがタイからの逆輸入というスタイルで復活を果たした。

トヨタのハイラックス
迫力のサイズだが、全長5335×全幅1855×全高1800mmで、ホイールベースは3085mmとなる。全幅と全高は普通のSUVと大差はないが、全長+ホイールベースは乗るのに慣れが必要かもしれない。

実用車たる雰囲気が全面に出ていた6世代目とは異なり、最新型ハイラックスはピックアップトラックながらフラッシュサーフェス化を目指したかのような面の張りを用いたフォルム、力強さを表現したフロントフェイスなど、ピックアップトラックながら先進性、スポーティさを感じるデザインとなった。ただし、日本を留守にしている間に、ボディサイズは一気に広げられ、特にその全長は国内で乗るには長過ぎる5335mmとなってしまい、マンションにしても、一軒家にしても、車庫を用意するのにひと苦労、というハードルを自ら掲げてしまった。

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