オメガのアポロ11号50周年記念ウォッチに想う【松山 猛の道楽道 #031】

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今から半世紀前の人類の偉業

オメガのアポロ11号50周年記念ウォッチ

1969年のアポロ計画の月面着陸の映像を、京都の実家のモノクロテレビで、食い入るように見ていたのを思い出している。なんと凄いことが実現されたのだと、僕は人間の持つ可能性の素晴らしさに感激したものだった。あれはもう今から半世紀も前の事だったのだね。

のちに時計に興味を持ち始めたころ、アポロ計画の宇宙飛行士たちが腕につけていた時計が、オメガ社の不朽の名作である「スピードマスター」だったことを知った。

NASAが採用した「スピードマスター」にはいくつものエピソードがあるが、その一つがアポロ13号のコンピュータが故障したとき、地球に帰還するためのロケット噴射のタイミングを割り出すのに、アナログ時計の「スピードマスター」が操縦の大きな助けになったというものだ。それほどこの時計の精度の高さをアストロノーツたちは信頼していたのだろう。

月面着陸の50周年を記念した「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」が、今年のオメガの新作として発表されたのだが、その文字盤には、今まさに着陸船から降りようとしているバズ・オルドリンの姿が、9時位置の秒針インダイアルのところに描かれている。またニール・アームストロング船長が、月面に記した記念すべき最初の一歩が、ケースバックのサファイアクリスタルの上に刻まれていて、それらがこの記念モデルの特別感を演出しているのだ。

「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」
“「スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション」

2024

VOL.341

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