紳士の流儀は007に学べ
「午前三時、カジノのにおいと煙は吐き気がするくらいだ」——そんな一文ではじまる、1953年に出版されたイアン・フレミング著『カジノ・ロワイヤル』。あれから半世紀以上経ったこの冬、ジェームズ・ボンドが再び帰ってくる。
映画シリーズ24作目となる『007 スペクター』がそれだ。ボンドが愛する美しい女性、美味しい酒や料理、贅沢なクルマ、仕立てのいいスーツは本作品でも、我々を魅了してやまない。そこで、”007ファミリー”を自他ともに認める男、BLBG（ブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・グループ）代表取締役の田窪寿保氏と、ボンドの愛用品と生き方を通して、”紳士の流儀”について考えてみた。
