コンパクトなMモデルの魅力を4WDという新たなアプローチで引き出す
BMWは2026年10月、「BMW M2」のラインアップに初となる4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」を追加した。M2はBMW M社が手掛ける最もコンパクトなMハイ・パフォーマンス・モデル。これまで後輪駆動ならではの俊敏なハンドリングを持ち味としてきたが、新たにM xDriveを組み合わせることで、圧倒的なトラクション性能を手に入れた。価格は1083万円。
今回の最大のポイントは、アクティブMディファレンシャルとM xDriveの組み合わせだ。アクティブMディファレンシャルは電子制御式多板クラッチによって左右後輪へのトルク配分を最適化。一方のM xDriveは、センサーによって走行状況を常時把握し、前後輪への駆動力を電子制御する。この2つを連携させることで、発進加速はもちろん、コーナー立ち上がりなどでも高いトラクション性能を引き出す。さらにモードを切り替えれば、4輪駆動でありながら後輪駆動モデルのような走りを楽しめるのもMらしいところだ。
パワーユニットは、後輪駆動モデルと同じ2992cc直列6気筒Mツインパワー・ターボエンジン。最高出力480ps/6250rpm、最大トルク600Nm/2700〜5620rpmを発生し、8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせる。なお、WLTCモード燃費は9.8km/Lとなる。
M2はこれまで、約50:50の前後重量配分と後輪駆動を核に、コンパクトなボディを操る楽しさを追求してきた。一方、M xDriveはBMW M3/M4などでも採用され、4輪駆動による安定性とMモデルらしい俊敏さを両立してきたシステムだ。今回、そのM xDriveがついにM2にも導入されたことになる。
従来の後輪駆動モデルは6速MTと8速ATを引き続きラインアップし、価格はいずれも1033万円。そこに50万円高となるM xDriveを加えたことで、M2は後輪駆動ならではのピュアなドライビングフィールか、4輪駆動による強力なトラクションかを選べるようになった。M2が持つコンパクトなボディと高性能を、より確実に路面へ伝える――M xDriveの追加は、M2の楽しみ方をさらに広げる新たな選択肢となる。
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