Christofle(クリストフル)の「カルーセル」
食卓に、ジュエリーを。回転するアートピース
銀食器の名門、クリストフルから登場した「カルーセル」は、カトラリーという既成概念を軽やかに飛び越える。手掛けたのは、パリを拠点に活動するジュエリーデザイナー、シャルロット・シェネ。彼女が得意とする大胆で有機的な曲線を、クリストフルが誇る金属加工の技術によってカトラリーへと昇華させた。
本作の発表会で彼女に会ったとき、フォークに紐を通してネックレスのように身につけていた姿がとても印象的だった。道具をジュエリーへと転換してしまうその自由さと美意識は、まさに「カルーセル」に通じるものだ。スプーンの丸み、フォークの伸びやかなライン、ナイフの流れるようなシルエット──いずれも彫刻的でありながら、クリストフルの精緻な金属加工によって機能としての完成度も極められている。
そして美しく収納するだけでなく、使わない時間も空間を彩る。二つの感性が出会い、食卓にひとつのアートピースが誕生した。
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





