価格でも、速さでもない
エグゼクティブがラグジュアリーカーを選ぶ20の理由
高価であること。速いこと。豪華であること。もちろん、それもラグジュアリーカーを形づくる要素だ。
けれど、一台を選ぶ理由はそれだけではない。受け継がれてきた歴史、遠くまで走りたくなる心地よさ、自分だけのために仕立てる愉しみ、名車に宿る希少性や来歴。そして、そのクルマだからこそ出会える特別な体験や文化まで。何を買うかではなく、何を理由に選ぶのか。
エグゼクティブのための、いまのラグジュアリーカー選びを20の視点から考える。
【V】RESTOMOD & COLLECTING 過去の価値を、いまどう選ぶか
(19)世界を舞台に一台を探す
欲しい一台が、いつも国内にあるとは限らない。希少なクラシックカーや限定生産モデルを求めるなら、視線は自然と世界へ向かう。モントレー、ヴィラ・デステ、グッドウッド。名車が集まる場所には、売買だけではない文化と出会いがある。世界を舞台に、自分だけの一台を探す。そのプロセス自体が、ラグジュアリーカーを選ぶ大きな愉しみになる。
世界に目を向ければ選択肢はもっと広がる
クラシック&ラグジュアリーカー市場は、いまや絵画や時計、宝飾品にも並ぶ存在感を持つまでに成熟した。価値の裏付けや来歴の確認も進み、安心して取引できる環境は以前より成熟している。2026年のモントレー・カー・ウィークのオークションでは、総取引額が過去最高の1133億円を記録。近年はクラシックカーだけでなく、最新の限定生産スーパーカーにも注目が集まり、若いコレクターも増している。世界各地のオークションを巡りながら、まだ見ぬ一台を探し出す。その行為そのものが、いまやクルマ文化を味わうひとつの旅になっている。
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)





