ニコライ・バーグマンさんが選ぶタイムレスなデンマーク家具

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センスのいい人が選ぶ、私の愛着家具[1]
「タイムレスでシンプルな、デンマーク家具を厳選」

フラワーアーティスト
ニコライ・バーグマンさん

「デンマークでは、30年、50年でも長持ちするように家具を使うのが当たり前。幼い頃から、家族が家具を買い替えている姿は見たことがありません。安い家具を使い捨てしては新しいものを購入するのではなく、補修したり、張り地を張り替えたりして長く使っていくことが、基本です」。そう語るのは、デンマーク出身で、フラワーアーティストとして活躍するニコライ・バーグマンさん。

ニコライ・バーグマンさん

ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズに隣接するアトリエは、デンマークのプロダクトで統一されている。それは、そぎ落とされたシンプルさと時を超えた美しさを持つ北欧デザインへの深い愛着があるから。特に愛用するフリッツ・ハンセンの「エッグチェア」は、数量限定モデルを含め、張り地や色違いで何脚も揃えているとのこと。有機的なフォルムが美しく、包み込まれるような座り心地に浸りながら景色や暖炉を眺めてくつろぐことが多いと話す。

フリッツ・ハンセンのソファとチェア
左は、廃番になった一人掛けの「リッソーニソファ」。右奥は、アルネ・ヤコブセンによるチェア「ドロップ」。どちらもフリッツ・ハンセン。

ゲストを迎えるラウンジに揃うのは、ニコライさんが最も敬愛するデンマークの巨匠、ポール・ケアホルムの代名詞ともいえる名作家具。ステンレスを多用した、ミニマルなデザインが特徴だ。チェア、テーブルともに1950年代のデザインということに驚かされる。

ケアホルムのチェア「PK22」とテーブル「PK61」
ケアホルムのチェア「PK22」とテーブル「PK61」。2016年に発売された数量限定モデルで、チェアの張り地はロイヤルヌバックレザー。

「シックなグレーの張り地の色合いが気に入り購入。ケアホルムの家具は、フォルムが美しく、モダンな空間にも合わせやすい。まさにタイムレスなデザインです」。

ガーデ・ヴェルスのキッチン
デンマークを代表するキッチンメーカー、ガーデ・ヴェルスのキッチン。オークの無垢材を使った温もりある仕上がり。
ルイスポールセンの照明「パテラ」とステラワークスのテーブル
ニコライさんが黒くペイントした、ルイスポールセンの照明「パテラ」。ステラワークスのテーブルは、デンマークのレストラン「NOMA」が、京都に期間限定で出店した際にVIPルームで使われたものを譲り受けた。

一覧はコチラ: 「美しい家具」と暮らす



[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]

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