簡単そうで奥が深い! 式典行事の前に覚えておきたい
無地スーツのVゾーン作り 新年度に向けての基本

式典や関係各所への挨拶など、新年度はタイドアップの頻度が増えるもの。そういった場面での整った身だしなみに上質な無地スーツは最適だが、同様にVゾーン作りのセオリーもしっかり覚えておいてほしい。せっかくのスーツを、シャツやタイで画竜点睛を欠くことにならぬよう、王道である紺&グレー無地スーツで、新年度の春にふさわしいVゾーンの作り方を紹介する。
きちんと感重視で、シャツを白、タイを無地でまとめるなら…
スーツの色よりも濃いタイを選ぶ
スーツとタイのつなぎ役となるシャツが白の場合、タイをスーツと同色かつ濃度をアップするとキリッとまとまる。たとえば企業のイメージカラーやメッセージなど、色を意志としてアピールをしたい場合を除き、無地スーツ×白シャツでは明るい色のタイは選ばないほうが無難。胸元が引き締まらない。
▼スーツよりも濃いグレータイまたはブラックタイ

▼スーツよりも濃いネイビータイ

“生地の表情”を合わせる
無地は色柄でごまかしが利かない分、スーツ・シャツ・タイの生地の風合いを合わせたコーディネートが必要になる。たとえば上のネイビースーツ。風合いがある生地だが、その場合タイはサテンではなくガルザなど織り感のあるものを使おう。胸元に統一感が生まれる。
一覧はコチラ: スーツ&ブレザー特集
[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)