PR
今年創業290年を迎える名門ブランパン。クラシックなドレスウォッチコレクション「ヴィルレ」には、その長い歴史を凝縮したようなプレステージ性の高いモデルが揃う。メカニズムと美観の両面で他を圧倒し続けてきた生粋マニュファクチュールの神髄を味わいたいのなら、間違いない選択となるはずだ。
創業地の名を冠する「ヴィルレ」シリーズに受け継がれるマニュファクチュールの精神とは?

「ヴィルレ」の歴史を語るとき、ブランパンが1980年代にリリースした「シックス マスターピース」の話から始めなければならないだろう。 70年代、時計界は日本のクォーツウォッチが席巻するようになり、スイスの時計ブランドの多くも生産の主軸をクォーツに移していたが、ブランパンはあくまでも自社製の機械式ムーブメントの搭載にこだわり続けていた。
そして83年のムーンフェイズ付きの「コンプリートカレンダー」を皮切りに、84年に「ウルトラスリム」、85年に「パーペチュアルカレンダー」と「ミニッツリピーター」、89年に「スプリットセコンドクロノグラフ」と「フライングトゥールビヨン」と、わずか数年のうちに計6本のコンプリケーションモデルを発表する。後年シックス マスターピースと呼ばれるようになったこれらは、すべて34mmのコンパクトなラウンドケースで作られており、ブランパンの圧巻の技術力を改めて知らしめるとともに、機械式時計の復権にも大きく寄与した。ちなみに91年には、6本の特徴をすべて併せ持つ超複雑モデル、「グランドコンプリケーション 1735」も発表している。
ブランパン創業地の名を冠する「ヴィルレ」は、こうしたシックス マスターピースを前身に、2002年に統合されたコレクションである。ドレスウォッチの模範とも言えるクラシックな気品溢れるデザインのうちに、古典的なフルカレンダーをはじめ、現存する時計界最古のマニュファクチュールブランドの威信をかけた自社製ムーブメントを搭載し、世の審美眼ある時計好きを魅了している。
手元を格調高く演出する真に価値ある時計をお探しなら、絶好の選択である。
現存する世界最古の腕時計ブランドとしての矜持

スイスには老舗と呼ばれる時計ブランドが数多く存在するが、極め付きに長い歴史を誇るのがブランパンだ。創業は1735年。時計師ジャン=ジャック・ブランパンが、スイス・ジュラ地方のヴィルレ村に開いた小さな工房が出発点で、現存する時計ブランドとしては最古のブランドとなる。
1815年には時計の脱進機を新たに設計することで、超薄型の懐中時計を完成。現在のブランパンは薄型のドレスウォッチを得意とするが、その萌芽はこんな創業初期から現れていたのだ。
そして1859年にはジュウ渓谷にあるル・ブラッシュに複雑機構専門の工房を開設。コンプリケーションウォッチの傑作を数々生み出し、複雑機構の大家としての名声を確立していく。なお今日のブランパンはル・サンティエに本社を置くが、このル・ブラッシュのアトリエは今なお複雑時計およびメティエダールの開発拠点として機能している。
もちろん現在もブランパンは機械式にこだわり、デザイン、ムーブメントの開発・製造、ケーシングまで一貫して行う体制を遵守。多くのパーツを自製し、ムーブメントや文字盤の芸術的な装飾もすべて社内の熟練職人が手がける。まさに真のマニュファクチュールである。
「ヴィルレ」の真価を知るうえで欠かせない5つの見所とは?
クラシカルな雰囲気をまとったドレスウォッチ「ヴィルレ」の旬な着こなし方とは?
名門ブランパンの看板にして、高級ドレスウォッチの代名詞的存在のヴィルレゆえ、フォーマルなシーンでしか着用に適さないと誤解している人もいるかもしれないが、それは大きな誤解だ。休日からビジネスまで、幅広いシーンで成熟した男のセンスとステイタスを示すアイテムとして活躍してくれる。その実例を、コーディネートとともに以下にご紹介しよう。
控えめな価格、端正なデザインのSSモデルをあえてカジュアルに楽しむ


休日のリラックスした装いに薄型のドレスウォッチをサラリとつけることが最近ファッション巧者の間ではやりだ。それをよりセンス良く仕上げたいのなら、「ヴィルレ ウルトラスリム」は絶好だ。シンプルな3針ながら、特徴的なダブルステップベゼルが美しい存在感を発揮するため、アクティブなブルゾンなどと合わせても手元が寂しくならないのもいい。とはいえあまり装いがラギッドすぎると時計のたたえる気品とそぐわない。写真のように、カジュアルでありながらも、どこか大人のエレガンスを感じさせるスタイリングに合わせたい。なおこのモデルはピュアなホワイト文字盤を装着しているため、インナーや巻き物などで綺麗な色を挿しやすいのも利点だ。ぜひお試しあれ。

「ヴィルレ ウルトラスリム」
ヴィルレ・コレクションを代表する薄型自動巻きモデル。ドレスウォッチの模範とも言える厚さ8.7mmのスリムなラウンドケースには、2つの香箱で約100時間のパワーリザーブを実現したCal.1151を搭載。シリコン製ヒゲゼンマイの採用により、耐磁性も高い。時計価格の高騰が著しい中、SSモデルなら100万円代中程で入手できる価格設定も大きな魅力だ。自動巻き。3気圧防水。径40mm。SSケース。シースルーバック。アリゲーターストラップ。157万3000円。
ムーンフェイズが映える小粋なジャケットスタイルで


月、日付、曜日を表示するコンプリートカレンダーも、月の満ち欠けを表示するムーンフェイズも、ブランパンが昔から得意とするもの。「ヴィルレ コンプリートカレンダー」は、その二つを融合した複雑機構を、ヴィルレの格調高いデザインに載せた人気シリーズだ。もちろん正統的なスーツスタイルにも映えるが、ここではSSケースのモデルを軽快なジャケットスタイルに合わせてみた。どこか愛らしいムーンフェイズのデザインと、ジャケットの小粋なガンクラブチェック柄がマッチし、とても洒脱な雰囲気に仕上がっている。時計に合わせて、ニットポロとパンツを白×黒でコーディネートしたことでトレンドのフレンチなニュアンスも漂っており、女性との会食などにもうってつけの時計と装いの合わせと言える。

「ヴィルレ コンプリートカレンダー」
12時位置の2つの小窓で月と曜日、サーペント針により日付、そして6時位置で月の満ち欠けを表示する「ヴィルレ コンプリートカレンダー」。人気のモデルゆえにさまざまなバリエーションが存在するが、よりシックに着用したいのならSSケースにアリゲーターストラップを装着したモデルがいいだろう。文字盤はホワイトのほか、サンバースト仕上げのグレーも用意。自動巻き。3気圧防水。径40mm。SSケース。シースルーバック。アリゲーターストラップ。各238万7000円。
金ケースのコンプリートカレンダーはドレススタイルの艶っぽいアクセントに


ここで着用したのは、ラグジュアリーなレッドゴールドケースに、サンバースト仕上げのミッドナイトブルーの文字盤を合わせた「ヴィルレ コンプリートカレンダー」。クラシックなフルカレンダーモデルが、ぐっと艶やかでモダンな雰囲気を獲得している。パーティなど華やかな席に映えるモデルであり、普段のビジネスでつけるにはやや華美な感じがするかもしれないが、コーデ次第ではご覧のように端正なスーツスタイルのワンポイントとしてもしっかり活躍する。ポイントは文字盤のブルーをVゾーンで拾ったこと。またタイを無地ではなくドット柄とし、ムーンフェイズやサーペント針などのロマンチックなディテールとさりげなく雰囲気を揃えたところにも注目してほしい。この時計を手に入れた方は、ぜひ参考にしていただきたいコーディネートだ。

「ヴィルレ コンプリートカレンダー」
リッチなレッドゴールドケースを、より華やかに見せるミッドナイトブルー文字盤を装着した「ヴィルレ コンプリートカレンダー」。なお今シリーズが搭載するCal.6654は、耐磁性に優れたシリコンヒゲゼンマイを用い、パワーリザーブは約72時間を誇る。自動巻き。3気圧防水。径40mm。18Kレッドゴールドケース。シースルーバック。アリゲーターストラップ。429万円。
ブランパンの商品のお問い合わせ
ブランパン ブティック 銀座>>
ブランパン ブティック 伊勢丹新宿店>>
ブランパン ブティック 日本橋三越本店>>
ブランパン ブティック 大阪心斎橋>>
ブランパン ブティック 阪急うめだ本店>>
撮影=野口貴司(San・Drago) スタイリング=武内雅英(CODE) ヘアメイク=古口精樹 文=吉田 巌(十万馬力) 撮影協力=プルマン東京田町
※表示価格は税込み ビームス ハウス 丸の内 TEL03-5220-8686