私の好印象ドレスコード
“勝負どころ”にふさわしい装いをビジネスパーソンが披露!
自らの仕事の場面や状況を考慮して選んだスーツとその着こなしを取材。スーツは、イベントやスピーチ、プレゼンやセミナーなど、あらゆる場面で重要な役割を果たす。何かに挑戦する際に自信を与えてくれるスーツスタイルとは?
学会での登壇スーツは黒無地のピークトラペルで控えめに主張する
Profile
医療法人社団康心会 ふれあい鶴見ホスピタル副院長 脳神経外科医
石井映幸さん
脳神経外科医として認知症やパラスポーツなどの分野で研究を行い、医大でもスーツ姿で教鞭を執る。スーツが似合う身体作りにも励む。
普段、院内ではスクラブを着用して診療にあたっていますが、学会などのハレの場に出席する際は、品格あるスーツで臨みます。学会に参加する服装にルールはありませんが、あくまで研究成果の発表など、学びを深める貴重な場ですから、スーツでの参加が好ましいかと。特に、私が専門とする脳神経外科は他の診療科に比べて、保守的な装いの先生方が多く、ダークスーツが基本。明るい紺やグレー系のストライプスーツなどを好んでいた時期もありましたが、立場や年齢が上がるに連れ、それ相応の装いを意識するようになりました。登壇時に着用するのが、このブラックスーツです。引き締まって見える黒は、必要以上に目立つ心配がない一方で、ピークトラペルになった胸元が華やかで、堂堂とした印象を与えてくれるのでプレゼン時には最適。僅かな光沢感も、壇上で自分を印象に残す一助となってくれています。
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