改めて知っておきたいドレスコード(フォーマル)の今
式典や晩餐会など、「もしも……」の招待の装いをプロが指南!
いざという時に備えて、フォーマルの知識とその装いについて専門知識を持った講師に取材。分かったのは、ドレスコードを守りながらも個性を表現することこそ、今の時代に求められるフォーマルだった。
知っておきたいドレスコードStory
現代の礼服としてディレクターズスーツの価値を再認識する
ブラックスーツ以上の格を保ちつつ、モーニングほどかしこまり過ぎない
モーニングコートを着るほどではないけれど、ブラックスーツでは物足りない場面に有効なのがディレクターズスーツ。日本プロトコルの準礼装であるこちらは、以前は、国会の議長たちが着用して運営にあたっていました。重役(ディレクター)の仕事着とされてきたこのスーツの素晴らしさは汎用性の高さにあります。正式にはコールパンツですが、準礼装や一般的な喪服用に黒のスペアパンツがセットになっていたり、後から作る方もいらっしゃいます。実は、それをシーンに合わせて着回すことも可能。ここにディレクターズスーツの使い勝手の良さがあります。
ブラックスーツよりもワンランク格上
昼の準礼装「ディレクターズスーツ」

昼の準礼装として披露宴の主賓、セミフォーマル指定のパーティやレセプションなどでの着用が可能です。ジャケット2万7500円〜、ベスト2万5300円〜、コールパンツ3万6300円〜〈以上オーダー価格〉/以上麻布テーラー(麻布テーラー プレスルーム) シャツ、タイ、チーフ〈参考商品〉
男性礼服の標準型とされる
ブラックスーツ

世界的なフォーマルのルールにはありませんが、日本では男性礼服の標準型とされているブラックスーツ。スーツ4万4000円〜〈オーダー価格〉/麻布テーラー(麻布テーラー プレスルーム) シャツ、タイ〈参考商品〉
