2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計 ―― それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
服部金太郎【HATTORI, Kintaro】
(1860〜1934)

気骨にあふれた企業家精神でセイコーを創業
日本の時計産業をリードしてきたセイコーの生みの親。商売に志をたてた服部は、京橋の洋品雑貨問屋で奉公中、近くの時計店が繁盛していることに目をつけ、13歳で時計商を思い立つ。その後、時計店で修理と販売の技術を学び、1881年に服部時計店を開業した。さらに1887年に銀座に進出。1892年には時計製造工場「精工舎」を創設し、本格的に時計の製造をスタートさせた。そして1913年には、国産初の腕時計「ローレル」を発表。こうして着実に“世界のセイコー”へと歩んでいった。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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