2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計 ―― それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
アーロン・ラフキン・デニソン【DENNISON, Aaron Lufkin】
(1812〜没年不詳)
アメリカで初めて時計の大量生産体制を確立
アメリカ最古の時計ブランド、ウォルサムの創設者。アメリカ・メイン州フリーポートに靴屋の息子として生まれる。1850年にマサチューセッツ州ロックスベリーに工場を設立。4年後にウォルサム市に移転し、ウォルサム・ウォッチカンパニーに改称した。彼はまた、アメリカで初めて時計の大量生産を成功させた人物でもあり、型破りな発想の持ち主だったことから“ボストンの狂人”とも呼ばれた。1853年に画期的な8日巻き時計を発表するなど、アメリカの時計史に大きな足跡を残した。
もっと知りたい方はこちら!
『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
購入は
こちら