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唯一無二のシリンダーケースにトゥールビヨンと筒型回転ディスク
レースマシンに想を得たジャイロ回転の透明チューブ
2008年創業スイスブランド、レベリオン・タイムピース。同社はよくあるレーシングチームとのコラボレーションではなく、スイスのレーシングチーム「レベリオン」のオーナーが設立した時計専門ブランド。それゆえデザインはもちろん、内部にもレーシングマシンに想を得た独創的な機構を搭載。新作「ウィープ・ワン バイアクシャル・フライング・トゥールビヨン」はそれを体現する1本だ。
新作ではレーシングマシンのエンジンを彷彿させるシリンダー型のケースを採用。直径26mm、長さ52.85mmのサファイアクリスタル製チューブと、ブラックチタンからなるその中央にフレームを通し、ケース左右で固定するフライングトゥールビヨンをセットした。これは水平・垂直方向に異なるスピードで2軸回転するジャイロトゥールビヨンとなり、透明なシリンダーケース越しに調速脱進機を収めたキャリッジのみがジャイロ回転する光景は壮観としか言いようがない。
また、シリンダーケースの両端には時分表示用の2つのローラーを備える。これらが異なる速度で回転しながら、左側で“時”、右側で“分”を、ブラックチタン上に配したポインターによって表示。各インデックスにはスーパールミノバが施され、こちらも暗闇で驚くべき個性を発揮する。さらに外側はフラットな形状のブラックチタンがシリンダーケースを閉じているが、じつはこれらがケース左で時刻合わせ、ケース右で巻き上げを行う一体型リューズに。本作の型破りなスタイルを象徴する装備といえよう。
搭載するのは、新進のエボーシュメーカー、コンセプト社による手巻きムーブメント。ジャイロトゥールビヨン&ローラー表示の超複雑機構を擁しつつも50時間パワーリザーブを確保する。デザイン・機構ともに、まさに腕に着けるレーシングマシンと呼ぶべき仕上がりだ。
この機構が凄い!
【Point 1】
ケース左右で固定したフライングトゥールビヨン2枚のプレートで左右を支えられたフレームにフライングトゥールビヨンを配置。キャリッジは2軸を有しており、水平方向に1分間で1回転するのに対し、垂直方向にも1分間で1回転する。そのアクロバットなジャイロ回転がシリンダーケースを通して観賞できる。
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【Point 1】
ケース左右で固定したフライングトゥールビヨン
2枚のプレートで左右を支えられたフレームにフライングトゥールビヨンを配置。キャリッジは2軸を有しており、水平方向に1分間で1回転するのに対し、垂直方向にも1分間で1回転する。そのアクロバットなジャイロ回転がシリンダーケースを通して観賞できる。
【Point 2】
ケースの両端で時と分をローラーで表示時と分はシリンダーケース内の両端に設置された2つのローラーにより表示。左側のローラーが時表示、右側が分表示となる。それぞれの数字は夜光塗料のスーパールミノバでコーティングされ、暗闇で高い視認性を発揮するとともに、高輝度なその輝きが個性にも。
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【Point 2】
ケースの両端で時と分をローラーで表示
時と分はシリンダーケース内の両端に設置された2つのローラーにより表示。左側のローラーが時表示、右側が分表示となる。それぞれの数字は夜光塗料のスーパールミノバでコーティングされ、暗闇で高い視認性を発揮するとともに、高輝度なその輝きが個性にも。
【Point 3】
ケース左で時刻合わせケース右で巻き上げケース外側の左右には2つのリューズをセット。左側は時刻合わせ用、右側はムーブメントの巻き上げ専用。これらはシリンダーケースと完全に一体化した個性的なフラット形状となり、軽量・硬質なチタンにDLC加工を施した精悍なブラックカラーに仕上げた。
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【Point 3】
ケース左で時刻合わせケース右で巻き上げ
ケース外側の左右には2つのリューズをセット。左側は時刻合わせ用、右側はムーブメントの巻き上げ専用。これらはシリンダーケースと完全に一体化した個性的なフラット形状となり、軽量・硬質なチタンにDLC加工を施した精悍なブラックカラーに仕上げた。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です