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世界6都市の時刻を瞬時に読み取れるワールドタイマー
直感的に操作ができる賢いリューズ機構
ダイヤル全面に描かれた世界地図には、フェニックス、リオデジャネイロ、ケープタウン、ドバイ、シンガポール、東京の6都市に小窓があり、そこに現れる数字がそれぞれの現地時間を示す仕掛けに。世界6都市の現在時刻が一目瞭然のこれはブランド初のワールドタイマーであり、主時針と合わせて7つの時刻がわかるマルチタイムゾーン時計でもある。
搭載するCal.100.7は、専用設計。ケースバックから見えるその姿は、モリッツ・グロスマンならではの手仕上げが隅々にまで行き渡り、見応え十分である。ハンドエングレービングで彩ったテンプのブリッジには、微調整が可能な独自の緩急針調整機構が備わっている。
6都市の時刻を示すディスクには、各窓に正対するようにどの列の数字も15度ずつ傾きを大きくして24時間インデックスを印字。そのディスクは、24歯の星型歯車に取り付けられており、星型歯車の下にある爪が1歯ずつ送って各時刻を次の数へと進める。ディスクと針との違いはあるが、これは24時間GMT機構に極めて近しいメカニズムであり、長期間使われてきた実績により信頼性は高い。また送り爪には、トルクを蓄積するバネが備わり、正時が訪れるとトルクを解放し、ディスクをカチリと瞬転させる。
3時位置のリューズは、通常通りゼンマイの巻き上げと針合わせを担い、針合わせの際には、各都市の時刻も連動する。そして10時位置のリューズは、優れた操作性をもたらす独創的設計となっている。これは6都市の窓表示の時刻に影響しない時針調整の専用リューズ。90度奥側に回して押すと時針が1時間刻みで後退し、手前に回してから押すと同じく1時間刻みで前進する。主時針を前後に動かせるのは、渡航時と帰国時のいずれの針合わせにも便利。直感的に操作が理解しやすい、賢く洗練されたメカニズムである。
この機構が凄い!
【Point 1】
15度ずつ傾けたインデックス6都市の時刻表示を担うディスクには、同心円状に各都市用の24の時インデックスを配置。それぞれの都市のインデックスは、ダイヤル上の各窓の位置に合わせ、すべて正対するように15度ずつ角度を大きくして印字されている。巧妙に計算されたインデックスである。
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【Point 1】
15度ずつ傾けたインデックス
6都市の時刻表示を担うディスクには、同心円状に各都市用の24の時インデックスを配置。それぞれの都市のインデックスは、ダイヤル上の各窓の位置に合わせ、すべて正対するように15度ずつ角度を大きくして印字されている。巧妙に計算されたインデックスである。
【Point 2】
3時位置のリューズですべての時刻を調整3時位置のリューズで針合わせをすれば、時針と連動し各都市の数字も切り替わる。針合わせの際リューズを引くと秒針は停止し、指を離すとリューズはもとの位置に戻るが針合わせポジションはキープされる。下のボタンを押すと秒針が起動し、巻き上げモードとなる。
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【Point 2】
3時位置のリューズですべての時刻を調整
3時位置のリューズで針合わせをすれば、時針と連動し各都市の数字も切り替わる。針合わせの際リューズを引くと秒針は停止し、指を離すとリューズはもとの位置に戻るが針合わせポジションはキープされる。下のボタンを押すと秒針が起動し、巻き上げモードとなる。
【Point 3】
主時針の時刻は10時位置のリューズで調整渡航の際、10時位置のリューズを回して押せば、主時針だけが前後にジャンプして現地時間に合わせられる。リューズを回す方向により、機構の下にある2つのレバーの突起の一方に噛み合い、レバーが触れるラチェットを左右どちらかに動かし、針を前後に進める。
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【Point 3】
主時針の時刻は10時位置のリューズで調整
渡航の際、10時位置のリューズを回して押せば、主時針だけが前後にジャンプして現地時間に合わせられる。リューズを回す方向により、機構の下にある2つのレバーの突起の一方に噛み合い、レバーが触れるラチェットを左右どちらかに動かし、針を前後に進める。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です