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5本の針すべてがセンター運針するクロノグラフ&トゥールビヨン
高度な自社技術を内に秘めた懐中仕様コンプリケーション
2002年、デヴィッド・ザネッタとデニス・フラジョレの2人により、スイス・ジュラ山系のローベルソンで創業したドゥ・ベトゥーン。時計コレクターのコンサルタントも務めたザネッタの懐中時計を思わせる独特のデザインに、時計師フラジョレによる自社製キャリバーを搭載し、2010年に発表した「DB28」はジュネーブウォッチグランプリで最優秀賞の金の針賞を獲得するなど、新進ブランドながら確かな技術力を見せつけている。その最新コンプリケーションが「DB29 トゥールビヨン・マキシクロノ」だ。
18世紀の懐中時計にインスピレーションを得て製作された本作は、これまで以上にクラシカルなスタイルが際立つ。外側から分・時・24時間の表示を配した3層のシルバー文字盤上に、中央より伸びる5本の針を備え、このうち2本はクロノグラフ用の秒・分積算針となる。これをケースサイドに備わる1本のプッシュボタンのみで操作する、センター同軸積算のモノプッシュクロノグラフに。デザインだけでなく、その機能や仕様までも本物の懐中時計を彷彿させる。
ケース裏はさらにクラシカルとなり、ヒンジ式のハンターケース仕様を採用。この裏蓋を開くと、独創的なムーブメントブリッジに組み込まれたトゥールビヨンのキャリッジが現れる。これはシリコンとチタン素材を使用した自社製で、業界でも最軽量のトゥールビヨンとなる。また、その内部には特許取得のフラットなひげゼンマイも。先端にカーブを設けたことで優れた等時性を発揮するのだ。
搭載するCal.DB2039は、手巻きながら毎時3万6000振動のハイビートを実現。ツインバレルにより5日間パワーリザーブも備える。外観は懐中時計と見紛うようなクラシカル感あふれるモノプッシュクロノグラフ。だが、その内側に自社の最新技術を満載した1本である。
この機構が凄い!
【Point 1】
同軸積算のモノプッシュクロノグラフ文字盤中央の時・分・24時間針と同軸に、クロノグラフ秒針(ブルー)とクロノグラフ分積算針(ゴールド)の2本を装備。ケース3時位置のリューズと一体化した1本のプッシュボタンでスタート・ストップ・リセットを操作するモノプッシュスタイルとなる。
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【Point 1】
同軸積算のモノプッシュクロノグラフ
文字盤中央の時・分・24時間針と同軸に、クロノグラフ秒針(ブルー)とクロノグラフ分積算針(ゴールド)の2本を装備。ケース3時位置のリューズと一体化した1本のプッシュボタンでスタート・ストップ・リセットを操作するモノプッシュスタイルとなる。
【Point 2】
シリコンとチタンの最軽量トゥールビヨン通常の文字盤側ではなく、ケースバック側にトゥールビヨンをセット。調速脱進機を収めたキャリッジは、シリコンとチタン素材を融合した超軽量&高性能スタイルとなる。懐中時計に想を得たハンターケースの裏蓋を開くことで、その精緻な動きが観賞可能に。
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【Point 2】
シリコンとチタンの最軽量トゥールビヨン
通常の文字盤側ではなく、ケースバック側にトゥールビヨンをセット。調速脱進機を収めたキャリッジは、シリコンとチタン素材を融合した超軽量&高性能スタイルとなる。懐中時計に想を得たハンターケースの裏蓋を開くことで、その精緻な動きが観賞可能に。
【Point 3】
特許取得のフラットなひげゼンマイとカーブトゥールビヨンキャリッジ内のテンプに備わるひげゼンマイは、軽量かつ耐久性に優れたシリコン製。そのつくりは全体がフラットな形状となり、最後の部分に小さなカーブを備えることで等時性を高めた。同製品は2006年にドゥ・ベトゥーンが特許を取得済み。
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【Point 3】
特許取得のフラットなひげゼンマイとカーブ
トゥールビヨンキャリッジ内のテンプに備わるひげゼンマイは、軽量かつ耐久性に優れたシリコン製。そのつくりは全体がフラットな形状となり、最後の部分に小さなカーブを備えることで等時性を高めた。同製品は2006年にドゥ・ベトゥーンが特許を取得済み。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です