今買いたいスーツの生地とは?

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秋冬といえば、やっぱりフラノ。

今買いたいスーツの生地とは?

多芸ダブルと並んで、本誌が今、強く打ち出したいスーツがある。それは、本来の意味での“旬”の薫る一着だ。トレンドではなく、季節の訪れを楽しむための服。色づく木々、長くなる影、乾いた風にふさわしい、秋冬ならではの素材で仕立てたスーツをまとう喜びを、今一度味わってほしいのだ。

スーツを着る機会が減ったと囁かれ始めたひと昔前、その需要はオールシーズンものへと一気に流れた。確かに、最小限のスーツで一年を乗り切る戦略としては正解だ。しかし時代はさらに進み、嗜好品に。となれば、実用性よりも“着る楽しみ”に価値を見出すべきだろう。

さて、そんな秋冬素材の筆頭といえば、フラノ。アステア、チャーチル、ウィンザー公etc. 歴史に名を残すファッションヒーローたちが第二の肌のように愛用した生地だ。素朴にして上品、控えめにして存在感あふれる佇まいには、秋冬の粋が凝縮されている。フラノスーツで華麗に舞ったアステアのように、秋冬の街を踊るように闊歩しよう。そこには、忘れかけていた真の洒脱との再会が待っているはずだ。


Q. 今、どんな生地のスーツを買えばいい?

季節をまとう喜びを再び。

息をのむほどの気品を宿す究極のフラノスーツ
シャツ7万9750円、タイ2万8600円/以上チェーザレ アットリーニ(ディエトロ レ クインテ) 靴9万9000円/クロケット アンド ジョーンズ(ビームス ハウス 丸の内)

Cesare Attolini

息をのむほどの気品を宿す究極のフラノスーツ
まるでカシミヤのように軽く柔らかなフラノを用いた一着。究極の既製服と称されるアットリーニの仕立ては、ナポリ仕立ての醍醐味である身体を包み込むようなフィット感を発揮しつつ、その佇まいは至極端正。一切の虚飾を排したベーシックスーツでありながら、圧倒的なまでのオーラを放っている。まさに至高のフラノスーツだ。84万1500円/チェーザレ アットリーニ(ディエトロ レ クインテ)

2024

VOL.341

Spring

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