ヒントは歴史の中にあり
角型時計はトラッドになぜ似合う?
角型時計はトラッドスタイルに合うと本誌はかねてより提言してきた。が、それは一体なぜだろうか? 装いの歴史を紐解きつつその理由を考えてみよう。
角型時計の着こなしは往年の銀幕俳優に学べ
永遠のスタイルアイコンと称えられる、1930〜70年代の名優たち。彼らの服装についてはもはや語り尽くされているが、その手元に注目したことはあるだろうか。フラノと思しきダブルスーツを着たゲイリー・クーパー。ピンストライプスーツにストライプタイで決めたデヴィッド・ニーヴン。ショールカラーのローゲージニットを素肌にまとったアラン・ドロン。その手元にはみな、角型時計が光っている(興味を惹かれた方はネットで検索してみてほしい)。“角型時計はトラッドに着る”という本誌の提案は、往年の名優たちの装いを典拠としたものなのだ。その輝きは、今も鮮度満点。まさに黄金律というべき合わせなのだ。
フレンチシックの醍醐味を、手元まで満喫
CARTIER(カルティエ)
サントス デュモン
ノーブルな気品を讃えたモダンなグレーダイヤル
1904年に誕生した“世界初の腕時計”のデザインを受け継ぐモデル。2023年の新作は、18KYGベゼルとグレー文字盤のコンビがモダンさを高めている。フランスの名門だけに、ガンクラブチェックジャケット&白デニムのフレンチトラッドスタイルと絶好の相性だ。クォーツ。43.5×31.4mm。YG×SSケース。アリゲーターストラップ。日常生活防水。88万円(カルティエ カスタマー サービスセンター)
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