空手のルーツ“唐手”を通じて心身を鍛え、自分と向き合う時間を
「星のや沖縄」でおすすめしたいウェルネス体験が、沖縄発祥の空手「唐手(トゥーディ)」の心得を学び、自分と向き合う「琉球唐手滞在」だ。2021年の東京オリンピックでは、日本代表・沖縄県出身の喜友名 諒選手が金メダルを獲得したことも読者の記憶には新しいことだろう。実は空手は沖縄発祥の武術。「手(ティ)」と呼ばれる沖縄古来の武術が中国の武術と融合し、唐手と呼ばれる現在の空手の基礎になったとされる。


唐手には本来試合という発想はなく、護身術や自己鍛錬の手段とされ、向き合うのは自分自身であり、唐手の稽古を通じて自分を磨くことが目的であるといわれている。「星のや沖縄」の「琉球唐手滞在」では、その精神を学ぶことで自分自身と向き合う機会になるのだ。
琉球唐手滞在の様子はこちら(画像4枚)

「星のや沖縄」は滋味あふれる料理もその魅力ではあるが、「琉球唐手滞在」では客室に泡盛の入った甕と、泡盛用の酒器「カラカラ」が用意される。唐手と泡盛の関係は強く、唐手の使い手も泡盛を嗜み、休息を得ていたという。その例にならって、ぜひ、客室で泡盛を片手に晩酌を楽しみながら、静かに自分と向き合う時間を過ごしてほしい。
「琉球唐手滞在」概要
期間:通年
料金:1名 8万4300円(税・サービス料10%込) *宿泊料別
含まれるもの:唐手稽古(3回)、動禅瞑想(2回)、指圧(1回)、泡盛セット
定員:1日1組(2名まで)
予約:公式サイトにて2週間前まで受付
備考:天候により実施内容が変更になる場合あり