
人気ショップに聞いた、夏のおすすめONスタイルとOFFスタイルをご紹介。各コーディネートの、着こなしのポイントとは……?
【ON STYLE】

サックスブルーの段返り3Bスーツは、手仕事とマシン作業を巧みに融合することで立体的なシルエットを構築した、ウール×コットン×シルクの三者混によるヘリンボーン生地。気を衒わないクリーンな無地のセミワイドカラーシャツは、昔ながらの手縫いと細やかなミシンワークにこだわった、ナポリシャツの心地よい フィッティングを味わえる。すっきりとした美しいフォルムのノッチドラペルから伸びる、シャープな Vゾーンには、スーツのブルーを挿し色に拾ったベージュタイを上品に馴染ませる。足元のタッセルは、ツープリーツながらすっきりとした細身のテーパードラインを作るトラウザーズの雰囲気に合わせて、丸みがありながらもスリムなトゥシェイプのモノを。あえて多色を使わないところに抑制の美が生まれる着こなしだ。
【OFF STYLE】

初夏を思わせる風合い豊かなリネンをベースとしたヘリンボーン生地のブルゾンには、肌当たりの良いコットン鹿の子のクルーネックカットソーをインして、軽快かつ爽やかな印象に。ウールの上品さを残しつつ、リネンの涼感やコットンの肌触りの良さを加えたシックなストライプのトラウザーズで、無地でまとめた着こなしに程よいアクセントを加える。2インプリーツの腰周りから適度なゆとりを保ちつつ、裾に向かって緩やかにテーパードしていくシルエットが特徴のトラウザーズは、ややトレンド感のあるワイドシルエット とは言え、砕けた印象が強くなりすぎぬようにシルエットを微調整しているので品格を保ちたいミドルにも安心だ。足元は、スペインのエスパドリーユにインスパイアされた高品質なレザーのスリッポンを。クレープソールだから、ソールの返りも柔らかく、快適な履き心地を味わえる。
問い合わせ先
ストラスブルゴ
TEL:0120-383-563
撮影=伏見早織 スタイリング=宮崎 司 文=伊澤一巨
※表示価格は税抜き