モンブランのマイスターシュテュック 149
70周年を迎えた万年筆の最高峰
デジタルが主流となりつつある昨今だが、仕事柄、「生の文字」に接する機会はいまだ多い。敬愛する先輩ライターさんは万年筆でインタビューを取っている。かつて毎月原稿をいただいていた作家先生も万年筆を愛用されていた。
流れるように美しく、そして力強い生き生きとした筆致。インクが醸し出す独特の風合いにはタイムレスな美しさが宿る。ヨーロッパ最高峰のモンブランの山頂にある氷河に想を得たシンボルマークを掲げ、完璧なフォルムと称えられてきたモンブランの万年筆、マイスターシュテュック(独語でマスターピースの意)コレクション。その中でも、もっともサイズが大きく、しっかりとした書き心地が味わえるのがマイスターシュテュック 149だ。
製造番号149に由来する本作が誕生したのは1952年のこと。70年にわたり、モンブランの卓越したクラフツマンシップの代表として君臨し、いまなお、ゴールド製のペン先は職人が手作業で整えるなどその精神は受け継がれている。人類の歴史そして日常とともに歩んできた名作は、デジタルの世でも、新たな歴史の一ページを紡ぐのに欠かせない存在であり続ける。
MONTBLANC(モンブラン)
歴史的瞬間に立ち会ってきた名作
マイスターシュテュック 149の愛用者にはエリザベス女王やジョン・F・ケネディをはじめ、日本では開高 健や三島由紀夫などが名を連ねる。王室の結婚式や条約調印など歴史的なシーンで用いられてきた。マイスターシュテュック 149は12万6500円。またマイスターシュテュックがちょうど1本収納できる限定のペンポーチは5万5000円。モンブランらしいウィットに富んだイラストで、金具のレザー部分はペン先がモチーフになっている。(モンブランお客様サポート)
お問い合わせ先
モンブランお客様サポート TEL 0800-333-0102
[MEN’S EX Winter 2023の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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