この冬は久々に……
ネクタイ締めてお洒落をしよう。

あなたにとって、ネクタイとはなんだろうか? 仕事服の一部……だとしたら、それはちょっともったいない。本来、タイは装身具。強いられて締めるものではなく、自己表現の手段だ。服装の多様化が進む今こそ、タイ本来の楽しみを見直してみよう。その具体策を、服飾業界の洒落者たちに示してもらった。
ファッションとしてのスーツにタイは不可欠なキーアイテム

スタイリスト/EDISTORIAL STORE店主
小沢 宏さん
「無国籍プレッピーをテーマに、ラクア&シーのオーダースーツとグッチのタイを合わせました。スーツをファッションとして楽しむ際にはドレッシーさとカジュアルさを交差させることが重要になってきますが、タイはちょうどその交差点に位置するアイテムだと思います。今日の服装でいえば、たっぷりとゆとりをもたせたリラックス感あるスーツにエレガンスを加える役割を果たしていると同時に、ユニークなモチーフが遊び心を添えてもいる。ドレスダウン/カジュアルアップどちらの視点から見ても、タイがキーポイントとなっているわけです。ビジネスという枠組みからタイが解放されつつある今、“新しいファッションアイテム”としての価値を改めて感じますね」