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作動方式

クロノグラフを作動させるシステムは大きく分けて2つ。古典的なコラムホイールとその簡易版ともいえるカム式がある。

コラムホイール式

 
コラムホイール式

回転する歯車と、山と谷を交互に設けた柱状のギアが一体となる「コラムホイール」を採用。ボタンの操作で歯車が回転し、スタート/ストップ/リセットに関わるレバーがホイールの山と谷の差異によって動き出す。ボタンを押す力が直接作用しないため、パーツへのダメージや誤差が少なく、押し心地もやわらか。高コストで一時衰退したが、近年需要が伸びている。

作動カム式

 
作動カム式

コラムホイールを簡略したパーツ「カム」を採用し、低コスト・大量生産化を実現。コラムホイール同様、ボタン操作で動く部分と、各レバーと接触する部分の2層構造となる。基本的にコラムホイールと役割は変わらないが、回転運動ではなく、軸を中心に首振り運動を行う。また、摩擦が生じることでボタンを押す際に手応えが得られる反面、精度や耐久性には劣る。



一体型と2層式

クロノグラフと時計機構が「一体型」の構造と、クロノグラフを時計機構から独立させた「2層式」。これらの性能の違いとは?

一体型

 
クロノグラフと時計機構が一体型

時計機構にクロノグラフを完全に組み込んだ伝統的な一体型。1960年代以前は、すべてのクロノグラフで採用されていた。クロノグラフであることを前提に設計され、動力伝達がより効率的となって精度も安定。ゆえに高級クロノグラフの多くがこのスタイルを取り入れている。一方、開発・生産コストがかかるため高価で、バリエーションを増やすことも難しい。

二層式

 
クロノグラフを時計機構から独立させた 2層式

クロノグラフをモジュール化して、時計機構から独立させた2層式。1969年、ブライトリングやホイヤーなどが共同開発した「キャリバー11」が初となる。モジュールだけを別個に開発すればよく、開発期間や生産コストを抑えられるため、基本的に一体型とくらべ低価格に。一方でベースムーブメントの優劣が精度に影響を与え、比較的厚みのある製品に仕上がる。

※ここで紹介しているクロノグラフのメカニズムは、代表的な例であり、他のメカニズムを採用するクロノグラフもあるので、ご了承ください。  

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