服飾界の50代同級生が「スーツ」の魅力を語り合う【Suits Mates】

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ジャケット主流の時代でもやっぱりスーツが好きだ! Suits Mates!

洋服のカジュアル化が進みスーツ離れが進む昨今、ドレススタイルを嗜好する洒落者たちは仲間同士で集い今改めてその魅力を見直している。そんな洒落者集団20代から50代までを訪ね、スーツの魅力について伺った。

吉田周平さん、並木孝之さん、太田裕康さん


本特集の最後を飾るのは50代のドレススタイルの達人チーム。なんと3人同級生だというベテラン勢が今まで培ってきたスーツへの想いを伺った。

M.E. お三方は今まで様々な洋服を着られてきたかと思いますが、改めてスーツの魅力ってどこにあると思いますか?

太田 イタリアの服などを20代の早い時期から着始め、25年以上スーツを着続けてきましたが、この歳になって思うのは、スーツの装いはウイスキーのようだということ。着る人の人間としてのパーソナリティがにじみ出るので、佇まいや身のこなしなど人としての成熟加減が反映されるのではないかと思います。

太田裕康さんと靴

並木 歳を重ねたからこそ似合う装いもあります。ただスーツを着ていればよいわけではなく、シャツがあり、ネクタイがあり、様々なアイテムがあります。若いときは全ていいもので揃えることはできません。しかし歳を重ねながらその時々でこれはというアイテムを集めてようやく、自身が納得できる着こなしができるようになる。

吉田 そうしてこの歳になると、気負わずに自然にスーツを着られるようになりますね。

太田 それにスーツには着こなし方のルールがある。ファッションとして楽しむことも大切ですが、まずは基本的なルールを知り、きちんとして見られるということがなによりも大事。スーツって、まずは他人に対してきちんとしているという姿勢を見せるものだと思いますので。

並木 女性と食事に行くのにも、せっかく相手が上品にお洒落をしてきてくれているのに、ラフな服装をしている男性をよく見かけますが、それではバランスが悪いと思います。きっと女性もがっかりされてしまいますよ。

並木孝之さんと鞄

太田 そういうことがきちんとできるかどうかが、大人の嗜みなんですよね。スーツって単なる仕事着ではないんですよ。“大人の嗜み”なんです。だからこそディテール一つ一つへのこだわりがあってもいいと思いますし。

吉田 カジュアルで楽な装いも素敵ですが、そういう嗜みを忘れてしまうのはもったいないですよね。

M.E. 最近では特に服装のカジュアル化が見られますね。

太田 逆にびしっとスーツを着ていると今日何かあるの? なんて言われてしまうことも……。海外では決してそんなことはないのですが、日本の文化はもっと成熟する必要がありますね。

吉田 あとは、流行的なカジュアルファッションと違い、デザインの大きな変化がないのもスーツの特徴。でもちょっとした変化の付け方にいいねって言ったり、唸ったりするのも、大人ならではの楽しみ方だと思います。

吉田周平さんと靴

スーツとは、ルールを知り微差にこだわる、成熟した大人の嗜みだ。そして、歳を重ねながら、美学を磨くことを楽しむ。このお三方が見せてくれたのは、単なるお洒落を超えた、そんな成熟した大人のあり方だった。

今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2022

Spring VOL.333

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