プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
ヤマハ RMX VD ドライバー/ YAMAHA RMX VD DRIVER 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.138】
すっきりした見た目のヘッドなのに
ヘッドがブレづらく、ボールスピードも速い!
ライター・ツルハラ(以下、鶴原) 奥嶋プロには以前に「RMX VD59 ドライバー」を試打してもらいましたが、今回は兄弟モデル「RMX VD ドライバー」を試打してもらいます。どちらかというと「RMX VD59 ドライバー」はアベレージ向けモデルでしたが、こちらはヘッドスピードが速いゴルファーやアスリート寄りのモデルとして位置付けられています。
奥嶋プロ(以下、奥嶋) 「RMX VD59 ドライバー」は、ヘッドがものすごく大きく見えて、曲がりづらくて好感触のモデルでした。それに比べると、こちらの「RMX VD ドライバー」はすっきりしたヘッド形状。ボールの後ろにポンとヘッドを置くと、「あ、小さいな」って思ってしまいます(笑)。けれど、すんなりフェースがターゲットに向いてくれます。すごい構えやすい。
鶴原 構えてみると、ヤマハらしいヘッド形状の作り込みの良さを感じますよね。この「RMX VD ドライバー」も高慣性モーメント設計になっているのが特徴で、小ぶりに見えるヘッドなのに慣性モーメント値は5003g・㎠という大きな数値を達成しています。要するに直進安定性を高めたドライバーなんです。
奥嶋 「RMX VD ドライバー」にも移動式のウェイトが搭載されているんですね。ソール側から見ると以前に試打した「RMX VD59 ドライバー」とよく似ています。
鶴原 このウェイトを任意に動かして設定することで、球のつかまり具合をゴルファーに合わせて調整できるようになっています。では、そろそろ打ってみましょうか。今回も2パターンのヘッドスピードで試打をお願いしますね。
奥嶋 了解でございます。では、いきますよ。おりゃ!