
安全性や快適性だけじゃなく走りも秀逸な新型Cクラス
試乗車は、新型の 1.5ℓの直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する「C 200 アバンギャルド(ISG搭載モデル)」。新型Cクラスでは全モデルで電動化を果たしており、スタートや加速時などに最大で15kW/200N・mのモーターアシストを行う、いわゆるマイルドハイブリッドシステムを備えている。予備知識なしにこの新型に乗って、のちにエンジン排気量が 1.5ℓだと聞かされたらきっと驚くはずだ。電動化の恩恵もあってエンジン停止から再発進時の振動も極限まで抑え込まれている。また最新の9速ATの恩恵もあり、エンジンはスムースに吹け上がり、上り勾配のワインディング路も苦もなく一気に駆け上がっていく。
新型のハイライトの1つであるリア・アクスルステアリング(オプション設定)は、従来は操舵することがなかったリアホイールをさりげなく最大2.5度切ってくれるもの。これによって、Uターンする場面などでの小回り性を高める一方で、高速道路などでの安定性を高め、気持ちのいいコーナリング性能を実現している。
デビューから約40年を経たCクラスは歴代で最も“Young at Heart”といえるものだ。
今月の1台 Mercedes-Benz C 200 AVANTGARDE(ISG搭載モデル) (画像3枚)

SPEC INFORMATION
サイズ 全長4755×全幅1820×全高1435mm
排気量 1496cc
トランスミッション 9速AT
車両価格 651万円〈MP202202の車両本体価格〉、654万円〈MP202201の車両本体価格〉
お問い合わせ先
メルセデスコール TEL 0120-190-610
[MEN’S EX Winter 2022の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)