どれだけ高級な靴を履いているか、ではなくどれだけケアされている靴を履いているかが重要。靴磨きは身だしなみを超えて男のマナーである。
[基本編]
時間がないときはケアスポンジ+乾拭きで1分ケア!
【STEP1】まずはブラシで汚れを払う
基本ケアの場合でも省いてはいけないのがブラシがけ。汚れがついたまま靴磨きを行っても効果は薄いからだ。ブラシの素材は、一般的に柔らかい馬毛がよいとされるが、コバなどにこびりついた汚れを掻き出すのには硬い豚毛もよし。状況に応じて使い分けるのが重要だ。
【STEP2】スポンジで全体を磨いて…
靴クリームを塗る時間がないときは、靴磨きスポンジを使うのが最も簡単。あくまで簡易的なケア用品なので、ただ磨くだけではどうしても本格靴の上質な素材感を引きだすことはできない。そこでもうひと手間を。
【STEP3】熱湯をかければ汚れが落ちる!
ここがポイント。スポンジで磨いたあと、クロスで全体を乾拭きすると、ツヤが落ち着き、上質な仕上がりになるのだ。ツヤ出しスポンジに栄養効果はないので、この最短ケアはあくまで臨時用。時間があるときにしっかりとした靴磨き(完璧編)をしよう。
ケアスプレーなら保革も簡単に!
【STEP1】全体にスプレー
汚れ落とし・ツヤ出し・保革が一度にできるスプレーも。まず靴に噴きかける。
【STEP2】泡をふき取って
泡が大きくなってきたら、クロスでふき取る。これで汚れを落としつつ、革に栄養を与えられる。
【STEP3】ブラシがけ
全体をブラシがけして、細部の泡を落としつつ、ケア剤を均一に伸ばす。最後に乾拭きして完成!
スエードはブラッシングが基本
【STEP1】搔き出すようにブラシがけ
スエードの日常手入れはブラシがけで十分。ラバーやナイロン製のブラシがおすすめ。
【STEP2】コバは重点的に
表革と同様、コバに溜まった汚れもしっかりと落としておこう。アッパーは毛並みを整えるように。
【STEP3】仕上げに防水
防水栄養スプレーを噴いておくと、雨にも強くなる。色が褪せてきたら、スエード用補色スプレーを。
[MEN’S EX Summer 2021の記事を再構成]
※表示価格は税込み。