ビジネスの装いとは、その人の第⼀印象を決めるコミュニケーションツールの⼀つ。
MEN’S EX編集部がまとめた新刊『ビジネスの装いルール完全BOOK』は、そんな「きちんと感」の装い方をスーツ、ビジネスカジュアル、冠婚葬祭などのフォーマルまで網羅しています。ここでは、その中から一部をピックアップしてご紹介!
手軽なアイテムだからこそ選びの意識が重要
節度ある大人のビズTシャツ考
きちんと感のある「ジャケT」を叶えるのは…
ビズTシャツ選び、これが正解。



1.“透ける”はタブー!「厚地の素材」
ビズスタイルでは肌の露出はNG。ボディが透けない素材で、大人らしい清潔感を意識するべし。
2.印象を緩めないために「ネックは詰まったものを」
襟がないTシャツは首元が肝。首元が詰まった、開きが少ないもので印象を引き締めよう。
3.合っていないと思わせない「身幅はミドルフィット」
立った状態でシワが入らず、ジャケットに押されてヨレないジャストフィットのものを!
4.ジャケットのインナーに相応しい「着丈はベルト下8cm前後」
Tシャツの裾はパンツ前立ての下部分が覗く程度。ポケットに手を入れた際にシワが寄りすぎないのが理想の丈だ。
ファッションディレクター 森岡 弘さんが解説!
「Tシャツこそ、きちんと見せるには注意が必要です」
昨今のビジカジではTシャツを着用することも市民権を得た。とはいえあくまで仕事の装いでは、年相応の品格が求められるもの。
「Tシャツは、プライスも求めやすく、多くの人にとって大変馴染みあるアイテム。だからこそ仕事で着るときには、どう取り入れているかで、仕事への意識が表れると考えてください」と話す森岡さん。
「Tシャツはきちんと見せることが難しいアイテムです。そのためには素材と作りに気を配ること。“透けない”“だらしなくない”をキーワードに選べば、セットアップやジャケットも今の空気感を纏いながらモダンで軽やかになります」