腕をねじらずに打つスイングを体得しよう！
稲見萌寧プロは、国内女子ツアーで歴代ナンバーワンのパーオン率を達成した選手です。ドライバーも曲がらずに飛ばせるですが、グリーンを狙うアイアンショットがとくにうまい！ ほとんどのショットが、ピンを差すように飛んでいきます（笑）。僕がコーチをする前からすでに上手でしたが、ここ数年でさらに正確性が増しています。彼女自身もショットメーカーであることを自負していますね。
さて、前回にショットの方向性を良くするための手首の使い方をお教えしました。まずはこの手首の使い方をマスターしてほしいです。
もしショットメーカーになりたいなら、手首の使い方に加えて、左腕の使い方も意識して練習してみてください。分かりやすいように、今回は左前腕にテープを貼ってみましょう。
左前腕の内側にテープを貼って、向きをチェック！
アドレス時における左前腕のテープの見え方が、スイング中に変わらないように心掛けてください。とくに意識してほしいのが、テークバック時、ハーフウェイ・ダウン以降、そしてインパクト時です。左腕をねじらないように気をつけましょう。
OK！：正しい左前腕の向き
▼アドレス
▼テークバック
▼ハーフウェイ・ダウン
▼インパクト
OK！：自分ではこのように見える
NG！：左前腕をねじると球が曲がりやすい
▼ハーフウェイ・ダウン
▼インパクト
NG！：自分ではこのように見える
球をつかまえたいという意識や、自分にとってラクな動きであることから、スイング中に腕をねじってしまう人がとても多いです。けれど、その方法だと球が散らばりやすくなって安定性に欠けてしまいます。球をつかまえるのは、あくまでもフェースの向き（手首の動かし方）に任せるようにして、腕はねじらない、回さないというのがショットメーカーになるための第一歩です。ぜひ、チャレンジしてみてください！！！
