4月 卯月(うづき)
出会い&始まりの春に強い色 【ピンク】
色は、それを身に着けている人の個性を引き立ててくれる印象作りに格好のツールだ。季節感、時代感等様々な角度から、今月皆さんの味方となり得る勝ち色を見つけ、解説する。
[STYLE1]上品な優しさを爽やかに印象づける、万能スタイル
「淡い色調で揃い、さらにシャツ・スーツとタイの色がリンクし、一体感のある洗練を演出。強すぎない甘さで、落ち着きある優しさを表現します。用途万能、似合う人を選びません!」
春到来の時季、景色の中で映える色
桃に桜……この時期咲く花がそうであるように、ピンクは春を連想させる色。昔から女性的な色のイメージが強いが、そんなことはない。逆に、男性が身に着けることで、人としての優しさや柔らかさを印象づける。季節感とともにピンクを味方に!
ピンクを装う時の注意点は?
“甘さ”を加減しよう
「まず、ピンクの甘さを強調しすぎないように装うことがカギです。たとえばタイの柄でもSTYLE1、2のストライプなど、シャープさを感じさせる直線的な柄がオススメ。逆に花柄やハート、動物モチーフなどはピンクの甘さを増長させるので難易度が高いです。また、色調を揃える、リンクした色使いにするなど、統一感も重要です」
ピンクと合う色は何?
紺、グレー、ベージュ(茶)
「男性がピンクを装う際に相性が良い3色です。男性的なイメージの青・紺は、ピンクの甘さを程よくおさえ、ピンクの良さを邪魔しない色。無彩色で控えめなグレーはピンクを引き立てる色。都会的な色でもあり、スタイリッシュさを演出します。ベージュは安心・温もりの色でピンクと近く、ピンクの良さを強調する色です」
ピンクの「色彩感情」とは?
愛情、優しさ、幸福感
「ピンクは、優しさや愛情、思いやりを表し、幸福を感じさせる色。普段怖いと思われている人もピンクを着れば、親しみやすさを印象づけることができます。統計的にピンクを好む女性が多いのですが、人は自分が好きな色を相手が着ていると仲間意識が芽生えるもの。女性が多い職場などでのコミュニケーションにおすすめです」