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新時代へと到達したロールス・ロイスの快適性

ロールス・ロイス ゴーストのバックスタイル
プラットフォームにはアルミスペースフレームを採用。アクティブクルーズコントロールや自動駐車システムをはじめとした安全・運転支援装備も多数装備している。

走り出してみれば、もちろん車内は静かなのだけれど、走行中のキャビンが完璧な静寂に包まれているとドライバーは不安に陥ることに最近のロールス・ロイスは気づいている。そこでどうしたかといえば、ロードノイズなどは「サーッ」という高めの周波数のみをごく小音量でドライバーに聞かせ、それ以外の音を一切カットするという手法を採った。結果として、乗員は心穏やかにドライブを楽しむことができる。

乗り心地がまた文句なしに素晴らしい。「魔法のじゅうたんのような乗り心地」と称されるロールス・ロイスだから乗り心地がいいのは当たり前なのだが、率直に言って、私はロールス・ロイスのフラッグシップモデルであるファントムよりも新型ゴーストのほうが乗り心地はいいと感じた。とにかくソフトな手触りなのに、ボディや足回りに一切の微振動を残さずにすっと減衰させてしまう。この乗り心地のよさは、ロールス・ロイスが新開発したプラナー・サスペンション・システムの効果でもある。フロントサスペンションに組み込まれたこのシステムは、アッパーアームを上下からブッシュを介して挟み込むことで微振動を抑え込むもので、新型ゴーストが初採用。もちろん、この効果だけでなく、乗り心地のよさは質の高いシャシーとサスペンションを徹底的に磨き上げた結果なのだろうが、新型ゴーストでロールス・ロイスの快適性が新時代に突入したことは間違いない。

もうひとつの驚きはハンドリングが正確なこと。実はこれ、ロールス・ロイスの伝統でもあるのだけれど、ステアリングを切れば切っただけ、前後の荷重移動などとは一切関係なくノーズが意のままにインに入っていく様はまさにマジック。それでいて、電子デバイスの介入を一切感じさせず、あくまでも自然にコーナリングしていくのだから驚くしかない。ちなみに新型ゴーストは4WDで4WSを装備している。

ロールス・ロイス ゴーストのエンジン
最高出力571ps/最大トルク850Nmを発生する6.75リッターV12ツインターボエンジンを搭載。

排気量6.75リッターのV12エンジンはまるで電気モーターのようにスムーズで、しかも加減速時に一切のショックを伝えない。そしてアクセルペダルを思いっきり踏み込めば、571ps/850Nmのパワーとトルクを優雅に解き放って、およそ2.5トンのボディを力強く加速させていく。どんなショーファーが操っても、発進と停止時に姿勢を崩さず滑らかな身のこなしに終始するところもロールス・ロイスの伝統そのままだ。

前述のとおり、ロールス・ロイスにはファントムという名のフラッグシップサルーンもあるが、ある意味あちらは象徴的な存在で、実質的にはこのゴーストが同社を代表するサルーンといって間違いないだろう。

新型ゴースト。それはホンモノを愛するすべてのセレブリティに自信を持っておすすめできるラグジュアリーサルーンである。

文/大谷達也 写真/ロールス・ロイス・モーター・カーズ 編集/iconic

<p>旧型同様、ロールス・ロイスの“伝統”とも言える観音開きのドアを採用した。ちなみにロールス・ロイスは室内のボタンでドアの開閉ができる。</p>

旧型同様、ロールス・ロイスの“伝統”とも言える観音開きのドアを採用した。ちなみにロールス・ロイスは室内のボタンでドアの開閉ができる。

<p>ボンネット前方に配されたマスコット「スピリットオブエクスタシー」はもちろん受け継がれた。</p>

ボンネット前方に配されたマスコット「スピリットオブエクスタシー」はもちろん受け継がれた。

<p>インテリアには、リアルマテリアルを多く採用する。</p>

インテリアには、リアルマテリアルを多く採用する。

<p>標準モデルでも後席は十分以上の広さ。2座と3座が選択可能となっている。100kg以上の防音材を用いて静粛性を高めている。</p>

標準モデルでも後席は十分以上の広さ。2座と3座が選択可能となっている。100kg以上の防音材を用いて静粛性を高めている。

<p>LEDで星空を表現したスターライトヘッドライナーを他モデル同様に用意している。</p>

LEDで星空を表現したスターライトヘッドライナーを他モデル同様に用意している。

<p>ラゲッジもビッグサイズ。</p>

ラゲッジもビッグサイズ。

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