この機構が凄い!
Point 1
ゼンマイを巻き上げる独自のペリフェラル技術
2008年にカール F. ブヘラが自社開発した“ペリフェラルローター”を本作でも採用。ムーブメント外周の3ヶ所にボールベアリングを取り付け、リング状のローターが両方向に回転して自動でゼンマイを巻き上げる。この機構がムーブメントの薄型化にも貢献。
Point 2
ボールベアリングで支えるチタン製キャリッジ
軽量なチタンを取り入れたトゥールビヨンキャリッジ。従来のムーブメントの地板やブリッジではなく、外周部の3ヶ所に配したボールベアリングで固定した。これにより一般のトゥールビヨンよりも薄く、浮遊感が際立つ“フローティングトゥールビヨン”が実現。
Point 3
ガンギ車の回転軸にも極小のボールベアリング
シリコン製の脱進機のうち、ガンギ車の回転軸の1ヶ所にもボールベアリングをセット。緻密で円滑な動作が保証され、耐衝撃性も高める。今回、トゥールビヨンにもペリフェラルを採用するため、ボールベアリングなどのパーツがこれまで以上に小型化された。