この機構が凄い!
Point 1
各ディスクには遊星歯車が
12時間で1周する3本のアームに取り付けられた分針を兼ねる時表示ディスクは、その下に設置された遊星歯車によって、それぞれが同じく12時間で1周する。その回転に合わせて、分インデックスは120度に。巧妙な設計が、200年前に完成していたのは、驚き。
Point 2
フィボナッチ数列に基づいたスパイラル
ミシェル・パルミジャーニ氏は、自然界で美を織り成すフィボナッチ数列や黄金比を好んで用いる。ハンドエングレービングでクッキリと模様を刻んだスパイラル装飾も、フィボナッチ数列に基づき、松かさに似る。特殊なモジュールに、美しいステージが与えられた。
Point 3
長尺のカセドラルゴング
スティール製で、断面は円形という伝統的な2つのゴングは、どちらもムーブメントの外周をはるかに超える長さのカセドラル。音色を、長く響かせる。ハンマーの打鐘を調速するガバナーは、無接点式を採用。作動音がせず、美しいゴングの音色を邪魔しない。