この機構が凄い!
Point 1
ジャンピング式表示で特許を申請中
半透明に仕立てた2つのインダイヤルは、左が日付、右が月表示で、その間に閏年表示のディスクと表示窓を設置。暦表示の切り替え歯車にはスプリングが備わり、それに蓄えた力で瞬時に切り替える。これは主ゼンマイへの負荷も軽減し、長時間駆動にも寄与する。
Point 2
左が5Hz(毎秒10振動)右が1.2Hz(毎秒2.4振動)
スタンバイ・モード用の1.2Hzを刻むテンプは、大きな半径で慣性モーメントを高め、高精度を得ている。かつてない超ロービートのために、断面が0.0774×0.0159mという極細の専用ひげゼンマイも開発。極めて繊細なため、香箱からのトルク軽減装置は不可欠。
Point 3
65日間もの超ロングパワーリザーブ
12時位置のパワーリザーブ計の目盛りは、内側がアクティブ・モード用。外側のスタンバイ・モード用には65 DAYSの文字があり、この時計の革新性を伝える。いずれも表記は日単位で、ハイビートなアクティブ・モードでも4日間のロングパワーリザーブを実現した。