英国調を巧みに取り入れた「京都ビスポーク」のスーツは安心感がある

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今だからこそ大事にしたい、勝負の日のスーツスタイル【Vol.5/京都ビスポーク編】

ビジネススタイルのカジュアル化に加え、このコロナ禍により、最近スーツを着る機会が減ったという人もいるだろう。しかし男の姿を美しく見せたいのなら、スーツに勝るものはない。これからの時代のスーツはオン・オフとも、ここぞという場面で着用する“勝負服”としての役割をますます担ってくるとMEN’S EXは考える。

この連載では、スタイリスト・森岡 弘さんと、本誌でもお馴染みの俳優・前川泰之さんが、人気ブランド及びショップの新作をお題に、“勝負の日”に相応しいスタイルを考察。第5弾の今回は正統派のクラシック好きから支持される創業92年の老舗オーダーサロン、「京都ビスポーク」のスーツをご紹介しよう。

正統ブリティッシュの粋を
“ビスポーク”で叶える贅沢

英国クラシックの香りを自分のスタイルに

前川泰之さん 前川京都ビスポークのスーツ、じつは初めて着ました。これはサンプルスーツですが、この段階でも仕立ての良さが十分伝わってきます。実際にオーダーしたらさぞかし素敵なスーツに仕上がりそうですね。


森岡 弘さん 森岡いくらブランドものの高価なスーツであっても、その人の身体にフィットしていなければ格好良くは見えません。美しくスーツを着たいのならオーダーは最良の選択肢。とくに同店はビスポーク(=bespork。英語で注文服や靴のことを指す。話し合うという意味の“be—sporken”に由来) の名の通り、お客様との対話をとくに大切にしているサロン。自分の理想を形にするには間違いない存在でしょう。


前川泰之さん 前川ベーシックな紫紺ベースながら、しっかり男性的な色気が漂うところも気に入りました。


森岡 弘さん 森岡クラシックな英国テイスト香るデザインに加え、胸周りにボリュームを持たせた立体的なシルエットの賜物でしょうね。国内工房の職人による本格的な“総毛芯仕立て”だからこそのシルエットです。


前川泰之さん 前川どんな場面だろうと、これさえ着ておけば大丈夫という安心感がありますよね。


森岡 弘さん 森岡ある意味、トレンドを超越したスタイルです。これで実際に前川さんの身体にぴったりに仕立てたら、一生勝負スーツとして活躍するでしょう。


前川泰之さん 前川着こなしはどうすれば?


森岡 弘さん 森岡シンプルに徹していいと思います。写真のような白やサックスブルーのシャツに、伝統的な色柄のタイを締めればOK。安易にトレンドの色柄を用いないほうが、スーツ自体の格も際立つと思います。また正統派をアピールするためにもチーフは必ず挿しましょう。


前川泰之さん 前川なんだか本気でこんなスーツをオーダーしたくなりました。


森岡 弘さん 森岡京都ビスポークはオーダーにも関わらず極めて良心的なプライスを実現しているのも魅力。最近その集大成ともいえる銀座店をオープンさせたので、一度覗いてみてはいかがですか?


京都ビスポーク
スーツ8万1000円、シャツ7800円、タイ5800円、チーフ1000円/以上京都ビスポーク(京都ビスポーク銀座店)

コンケープショルダーや高い位置でシェイプさせたウエスト、腰にかけての美しいイングリッシュドレープなど、クラシックな英国テイストが濃厚な3ピース。ちなみに京都ビスポークのブランドカラーでもある紫紺ベースの生地は、ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社のサキソニー。これからの季節感演出にも絶好の生地だ。


お問い合わせ先

京都ビスポーク銀座店
TEL:03-6263-0529
http://www.kyoto-bespoke.jp/



※表示価格は税抜き

撮影=池田佳史(BOIL) スタイリング=森岡 弘 文=吉田 巌(十万馬力)

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