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モーターを利用したウルトラスムースな加速

450 4MATICスポーツバックスタイル
4WD(4MATIC)は前後トルク配分を100-0%から0-100%まで連続可変させる事で、オンロードとオフロード双方の走行性能を両立させる。GLE300dのみ前後50:50の固定トルク配分。

パワートレインは、最高出力367ps、最大トルク500Nmを発揮する3リッター直6ターボエンジンと9速ATのあいだに最高出力22ps 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねるISGを組み合わせたもの。

エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップからの再スタートもスムースに、エンジンが低回転時には、その電力を利用して加速をアシストしてくれる。そもそも直6エンジンの素晴らしさもあって、ウルトラスムースに加速する。

もちろんアクセルを深く踏み込めば速いけれど、変速は頭のいい9速ATにおまかせしてゆったりと走るのが似つかわしいと思う。

足回りはエアサスペンションを標準装備しており、その上質な乗り味をさらに際立たせている。コンフォートモードからスポーツモードへ切り替えても過度にかたくなることはなく、ハーシュネスもうまく抑えられているし、メルセデスらしい素直なハンドリングは健在だ。

またオフロードモード選択時は自動で車高が上がり、さらに、大きな段差などを通過するときには、センターコンソールのスイッチで約60mm車高を上げることも可能だ。

450 4MATICスポーツ
価格は300d 4MATICが954万円、400d 4MATICスポーツが1126万円、450 4MATICスポーツが1170万円。メルセデスAMG GLE53 4MATICは1332万円となる。

安全運転支援システムももちろん最新バージョンにアップデイトされており、全方位での正常進化を遂げている。都市部での立体駐車場には制限がありそうなボディサイズと車両重量(約2.4トン)だし、せっかくの乗車定員や荷室容量、そしてロングドライブにもオフロードにも適した性能の持ち主であり、本来はアウトドア向けの正統派SUVのはずなんだけれど、Gクラスしかり、それでもきっと都市生活者に支持されるのが、メルセデスたる所以なんだと思う。

文/藤野太一 写真/柳田由人 編集/iconic

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<p>水平ラインを基調としたインテリア。中央に4つ並んだエアベントはフロントグリルのルーバーのデザインがモチーフとなっている。</p>

水平ラインを基調としたインテリア。中央に4つ並んだエアベントはフロントグリルのルーバーのデザインがモチーフとなっている。

<p>センターコンソールの左右にはグラブハンドルを配し、SUVらしさを感じさせてくれる。</p>

センターコンソールの左右にはグラブハンドルを配し、SUVらしさを感じさせてくれる。

<p>座面中央にナッパレザーを用いたシートはパッケージオプション。シートカラーはブラックに加え、ブラックとホワイトのコンビが用意されている。</p>

座面中央にナッパレザーを用いたシートはパッケージオプション。シートカラーはブラックに加え、ブラックとホワイトのコンビが用意されている。

<p>標準装備となる2座の3列目シートは、独立可倒式で豊富なシートアレンジを実現する。</p>

標準装備となる2座の3列目シートは、独立可倒式で豊富なシートアレンジを実現する。

<p>3列目シート使用時のラゲージ容量は160リッターを確保。2/3列目シートを倒せば最大2055リッターまで拡大する。</p>

3列目シート使用時のラゲージ容量は160リッターを確保。2/3列目シートを倒せば最大2055リッターまで拡大する。

<p>コンパクトな3リッター直6エンジン(M256)にISGを組み合わせた。回生ブレーキにより発電し、約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電する。</p>

コンパクトな3リッター直6エンジン(M256)にISGを組み合わせた。回生ブレーキにより発電し、約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電する。

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