【竹内涼真さんインタビュー】仕事のストレスは仕事でしか解消できない

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あらゆる分野と出会い、新しい知識を得ることは大人にとって必要不可欠。今回は手に汗握るノンストップ・サスペンス映画&ドラマ『太陽は動かない』に出演する竹内涼真さんが登場。

竹内涼真

竹内涼真 RYOMA TAKEUCHI


profile
1993年生まれ、東京都出身。2014年に『仮面ライダードライブ』の主役に抜擢され、翌’15年に『下町ロケット』で一躍注目を集める。以降も『時をかける少女』『ひよっこ』『過保護のカホコ』『陸王』『ブラックペアン』などの話題作に次々と出演し、’20年1月期に放映された主演ドラマ『テセウスの船』は高視聴率を獲得した。映画『帝一の國』(’17年)では日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の賞を受賞。主演映画『青空エール』(’16年)と『センセイ君主』(’18年)はいずれも大ヒットを記録。 スーツ27万円、シャツ5万3000円、タイ2万3000円/エトロ(エトロ ジャパン)

「観てくれる人に感情移入してもらえるような演技を追求したい」

連続ドラマ初主演となった『テセウスの船』(TBS系)での好演も記憶に新しい竹内涼真さん。ポップなラブコメからシリアスなミステリーまで幅広く役柄を重ね、作品ごとに存在感を増してきた竹内さんの最新出演作が映画&ドラマ『太陽は動かない』である。本作で演じるのは、心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに本部に連絡しなければ起爆装置が作動し、解除できないと5分で爆死するという過酷なミッションを背負った秘密組織のエージェント。鍛え上げた肉体を武器に初の本格アクションに挑み、またしても新たな魅力を開花させている。

「以前からスケールの大きいアクション映画をやりたいと思っていて、タイミングよく準備期間が4カ月ぐらいあったので、体も一からすべてつくって撮影に臨みました。僕が演じた田岡亮一という役は、勇敢で行動力もあるんですけど、どこかで精神的な弱さを抱えていて、その弱さを屈強な肉体で隠している。そういう人物像をイメージしたので、役づくりで体を鍛えることにしたんです。衣装もペイズリー柄の派手なものを着ているのですが、これも同じ理由で、弱さを隠そうとする人間は無地のものよりも、派手なものを選ぶかなと思って、衣装合わせの段階で僕から提案させてもらいました」

演じるうえで役と自分ができるだけ一致していることが重要だと竹内さんは話す。そのためには、本を読んだり、人から話を聞いたり、役を理解するための努力を惜しまない。そうして生まれる演技は、自然とリアリティを宿し、観る者を作品世界の中にグッと引き込む力を持つ。だからこそ、多くの監督や演出家が彼を欲しがり、ラブコールを送るのだろう。

「観てくれる人に感情移入してもらえるような演技を追求したいと思っています。たとえリアルじゃない設定でも、感情や仕草には必ずどこかにリアルだと思える部分があるだろうし、そういうところをちゃんと表現できる役者になりたい。確かに大変なときもありますけど、お芝居が大好きですし、仕事のストレスは仕事でしか解消できないということが最近わかったので、これからももっと色々な役に挑戦していきたいですね」


「体も一からすべてつくって撮影に臨みました」

竹内涼真
アクションは全編吹き替えなしで行われ、走行中の列車内での格闘シーンでは全身が車外に出る場面もあり、まさに命がけだった。

最近は時計に興味があって、いろいろと調べている

今回の撮影ではスマートにスーツを着こなした竹内さん。ファッションは好きで、なかでも最近は時計に興味があるという。

「僕の父親が時計好きで、やっぱり血筋なのか、僕も最近になって興味が出てきて、いろいろと調べています。個人的には少し小ぶりなものが好きで、ゼニスのエル・プリメロの38㎜とか、かっこいいですよね。IWC、A.ランゲ&ゾーネ、ジャガー・ルクルトもいいですね。ちなみに、日本アカデミー賞の副賞でジャガー・ルクルトの時計がプレゼントされるんですよ。僕も新人賞を受賞したときに大切な記念として時計好きな父親にあげました。いい親孝行ができましたね」

MOVIE『太陽は動かない』

MOVIE『太陽は動かない』

心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野一彦(藤原 竜也)と田岡亮一(竹内涼真)。24時間ごとに迫る死の危険を抱えな がら、次世代エネルギーの極秘情報をめぐり、各国のエージェント たちとの命がけの頭脳戦が始まる――。
監督:羽住英一郎 原作:吉田修一『太陽は動かない』『森は知っている』(幻冬舎文庫)近日公開。連続ドラマ版はWOWOWで5月24日(日)よりスタート。

※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年6・7月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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