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渓流が目の前を流れる、圧巻のロケーション!

約1万5000年前に決壊した、国の特別名勝、天然記念物として大切に守られてきた奥入瀬渓流。約300種類以上の苔が生息するほどの美しい自然が最大の魅力だ。「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は露天風呂や客室から渓流を望み、その自然を生かした数々のアクティビティを用意している。

そして寛ぎのおもてなしに欠かせない“食”をさらに価値豊かにすべく、開業したフレンチレストラン「Sonore(ソノール)」。店名はフランス語で「朗々と響かせて」という意味の音楽用語に由来するという。“グランヴァン”=選び抜かれた銘醸ワインとともに、青森の豊かな山の幸・海の幸の素材を生かした洗練のフレンチを提供する。

奥入瀬渓流ホテル

渓流に最も近い空間で瀬音とともにアペロを楽しむ

「Sonore」の食事は、渓流が目の前を流れるテラスでのアペロから幕を開ける。青森の名産、りんごにちなんで、リンゴ酸などの酸味がしっかりした爽やかなシャンパン「パトリス・マルクのキュベノワール・エ・ブラン」を傾けながら、発酵レモンのサブレや、黒米と鴨ハム、桜とフォアグラといった旬の織りなすフィンガーフードをおともに。夕日に照らされてきらきらと輝く渓流や新緑にハッとさせられるだろう。わざわざ足を運んで本当によかったと思わせてくれる、この場所ならではの贅沢なアペロだ。

奥入瀬渓流ホテル

冷前菜は、「青森といえば」のマグロ。あの「大間のマグロ」をはじめとする天然の本マグロが水揚げされるこの地ならではのメニュー。黒ニンニクを合わせたマグロの魚醤を切り身の表面に塗り上げ、血合いを使用したムースを包んだ。付け合わせには根セロリのピクルスで、異なる食感を添えて。一見すると握り寿司のようだが、その味わいと香りはまったく異なるから驚きだ。シンプルな佇まいながら、「Sonore」の哲学がぎゅっと詰まったひと皿に仕上がっている。

奥入瀬渓流ホテル

メインは「鳩と山菜」。胸肉は炭火でじっくりと火を入れ、もも肉は香ばしく揚げ、鳩のガラと赤ワインを煮詰めた濃厚なソースとともに……。鳩1羽を贅沢に使用した逸品だ。フランスのブルゴーニュ地方の赤ワインとのマリアージュを堪能したい。このレストラン、約150種類2000本のワインを用意しているというから、ワイン好きの方なら、ワインペアリングを楽しまないという選択肢はないだろう。

奥入瀬渓流ホテル

デセールは「苺とフロマージュブラン」。リング型のタルト生地にフレッシュな苺と、苺のコンポート、フロマージュブランのムースを合わせた。フレッシュな苺の酸味と甘さが、ふわふわのムースに優しく包まれ、さらにメレンゲもアクセントに。食感の変化が楽しくて、まさに別腹でペロリといただけてしまうから不思議だ。渓流の雄大な自然もさることながら、このレストランも驚きの“体験”が連続。四季折々の景色の楽しみだけでなく、「Sonore」目当てでまた来たいと思わせてくれる、五感が癒される滞在になることは間違いないだろう。アペロプランは6月末まで予定しているので、少し先の旅の候補地に加えてみては?

奥入瀬渓流ホテル

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル フレンチレストラン「Sonore」

期間:6月30日まで
料金:1名1万5000円(税・サービス料別)※宿泊料別
場所:西館1階
時間:17時30分〜21時
予約:公式サイト
またはフロントにて、当日17時までに予約
※宿泊客以外も利用可
※仕入れ状況により、料理内容や食材が一部変更になる場合があります。

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文/一井 智香子 

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