世界の洒落者たちに学ぶ 2020年の装い(写真8点)
[MEN’S EX 2020年3月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
「アーモリー」共同設立者
アレン・シー氏
香港とニューヨークで営業するセレクトショップ「アーモリー」の共同設立者。アメリカ、イギリス、中国など様々な国で居住経験をもつ国際派。
「リヴェラーノのスーツをあえてタートルでドレスダウンして」
アーモリーチームの中でもイタリアのテーラリングを愛好するアレン。なかでもリヴェラーノ&リヴェラーノは大のお気に入りだ。「今日は仕立て上がったばかりのリヴェラーノを着てきました。タイドアップしても素敵だけど、カルーゾのカシミアシルクニットでドレスダウンするのも気分ですね」。モノトーンの装いが寂しく見えないよう、ドレイクスのスカーフを効かせているのも上手い。
「アーモリー」香港店
ジャン・トン氏
もともとアーモリーファンで、2014年に同店に参加。現在は香港のお店で接客を務めつつ、バイイング担当としてピッティにも赴く。
「仕立てのスーツにネイティブアクセがマイ定番です」
アーモリーとは別に、ヴィンテージウォッチ&アクセサリーショップも共同経営するジャン。クラシックなテーラードと同じくらい、ネイティブアクセも愛好しているという。「今日はリヴェラーノで仕立てたブラウンスーツに合わせてみました。こんなミックススタイルは以前から実践していますね」。よく見るとシャツの縞色、帽子、ネクタイの色を揃えていたりと細部まで計算された装いだ。
「アーモリー」共同設立者
マーク・チョー氏
アレンとともにアーモリーの代表を務めるほか、英国ドレイクスの共同オーナーでもある。英国・香港・NYなどを飛び回るジェットセッター。
「リングとコラボした“No.3”ジャケットが僕のお気に入り」
カラフルな色使いも好むマークだが、この日はシックな色合いが基調。「ジャケットはリングヂャケットが手がけるアーモリーの“No.3”というモデル。やや広めの肩幅に設定し、ボタン位置も低めにしてクラシックにデザインしつつ、肩パッドを排して軽やかに仕立てたものです。スポーティにも着られるモデルなので、ヘイマットのフィッシャーマン風タートルネックを合わせました」。
「アーモリー」ニューヨーク店
ジム・パーカー氏
アーモリーのニューヨーク店に勤務し、買い付けにも携わる。ロックを愛聴し、以前は音楽関係の学校に通っていたそう。ギターの腕はプロなみ。
「上品かつカタすぎないミックス・アメリカンが私的スタイル」
NYのブルックリン在住のジム。「ここでは多くの人がカジュアルスタイルで過ごしているので、その街に馴染むよう比較的カジュアルな服装をすることが多いですね」。印象的なバッファローチェックのブルゾンはムーン社の生地で仕立てられたアーモリーオリジナル。ここにカジュアルなジーンズではなく、ナポリのポメッラでビスポークしたフランネルパンツを合わせて上品に。
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