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「U・510」を奥嶋プロが普段どおりのヘッドスピードで試打
「U・500」を奥嶋プロが普段どおりのヘッドスピードで試打

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 試打クラブは、同じロフト角で同じシャフトが装着されているんですが、弾道には違いが出ましたね。これはヘッド性能の違いと言っていいでしょう。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 一見したところ似たデザインになっているし、タイトリストらしい構えやすさも統一されています。けれど、ヘッドが大きい「U・510」のほうが高弾道を打ちやすく、直進性に優れています

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 「U・510」は打ち出し角が高く、スピン量も多め。こちらは球を上げたい人には良さそうです。ただし、飛ばせているのは「U・500」のほう。スピン量の差が、飛距離の差となっているようです。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ そうですね。どちらのモデルもスピンが入ってアイアンらしい弾道になりますが、「U・510」のほうがやさしく球を上げられるという印象です。ヘッドスピードが速めのゴルファーなら「U・500」、ドライバーのヘッドスピードが43m/s未満の人には「U・500」のほうが適正弾道が得られていいでしょう。アイアンのように球筋を操作したい人は「U・500」、直線的に打ちたい人は「U・510」という選び方でもいいと思います。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 僕が打つと断然「U・510」のほうが簡単に感じます。球が上がりやすいのも魅力ですが、ヘッドがブレづらく、とにかく球が曲がりづらい! 過去に試打したアイアン型ユーティリティのなかでも、やさしさでは「U・510」がナンバーワンですね。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「U・510」は、いい意味でも悪い意味でもヘッドが鈍感なんですよね。だから曲がりづらいし、引っ掛けのミスが出づらいのも特徴。フッカーで左へのミスを警戒しているなら「U・510」をチョイスしてもいいかも知れません

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ ちなみに、僕がアメリカで取材した開発ディレクターのマーニー・アイネスさん自身は「僕はウッド型のユーティリティが好きじゃないんだよね。このU・510があれば、もうウッド型なんて使わずに済むよ」と、笑いながらおっしゃっていました。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 確かに、「U・510」はウッド型ユーティリティに近いやさしさを感じが感じられるモデル。ウッド型が苦手で、アイアン型をやさしく打ちたい人にもオススメですね。

試打した製品の情報はコチラ タイトリスト

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奥嶋誠昭さん 奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/

鶴原弘高さん 鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club



文/鶴原弘高

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