古代都市ローマに根ざしたブルガリ デザイン
ブルガリを代表する時計「オクト」は、八角形(オクタゴン)の幾何学的なデザインが特徴だ。モデル名はラテン語で8を意味するOCTOに由来する。古今東西、8は縁起の良い数字として尊ばれてきた。
今年の3月、筆者はイタリア・ローマにあるブルガリ本社およびローマの遺跡を巡る機会に恵まれたが、ブルガリのローマ本店のエントランスにも、8ポインテッドスターが配されていたり、店内には四角形と円形を組み合わせたモチーフが配されていたりと、随所にブルガリのデザインへのこだわりがみられた。
イタリア・ローマのブルガリ本社(写真4枚)
オクトのデザインソースとなった、八角形、また四角形と円形の組み合わせは、実はローマ市内の遺跡、建物に多く残るモチーフ。フォロ ロマーノの建物(写真下)もその一例。310年前後に建設されたマクセンティウスのバシリカ(公会堂)の天井にはまさに八角形のモチーフが広がっている。
また、四角形と丸形はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の天井アーチにも多用されている。長い歴史の中で、ローマの街に根ざしてきた“デザイン”がかつてない全く新しい時計を生み出したのだ。






