
抑制しつつ色気を放つ。このバランスが肝
ラグジュアリーなホテルバーに赴くなら、オーセンティックバーとは趣向を変えた服装で臨むのがいい。よりモダンでエレガントなムードにまとめたいところだが、いかにも仕事然とした服装よりは、夜にふさわしい色気を匂わせると理想的。ただ、派手に盛るのはご法度。むしろ極力シンプルにまとめつつ、色と素材で艶を感じさせるのが紳士の流儀というものだ。ミニマルなだけに時計など小物に気を抜かないことも重要。
Point 1
シンプルな紺黒でストイックに

正統派な濃紺ストライプスーツも、インナーを黒のタートルニットに変えるだけで艶めく装いに。ポイントは素材感で、繊細でほんのり光沢感のあるもので統一するとよい。
Point 2
金時計の艶は夜にこそ映える

ゴールドケースのドレスウォッチは、昼においては品格を印象づけるが、夜の灯りの下では妖艶な顔も覗かせる。ストイックな装いにキラリと光る輝きが絶好のアクセントに。
[BAR]
MADURO
グランド ハイアット 東京が構えるバー「マデュロ」。高級ホテルにふさわしいラグジュアリーなムードと、印象的なガラスのレリーフが魅力だ。店内では生バンドによる演奏を愉しむことができ、五感で贅沢を味わえる。ゆらめくガスランプの灯を眺めながら静かに酔いに身を任せていく心地よさはまさに格別。カクテルのほか、ウイスキーやワイン、各種リキュールの品揃えも豊富だ。ヒュミドールにはシガーも豊富に用意。
住所:東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京4F
電話:03-4333-8783
営業:19時〜25時(金曜・土曜〜26時) 無休
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)